アンデパンダン展も併せて開催〜ISCM横浜大会<JSCMコンサートⅠ > | 松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

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今年2020年は、1930年に新興作曲家連盟として産声を上げた
現 特定非営利活動法人 日本現代音楽協会(通称:現音)の
創立90周年にあたります。
現音は、1922年に創設された国際現代音楽協会(ISCM)に、
非西欧系国としては最も早い1935年に加盟をして、その日本支部となっています。
そして、2001年に長年の懸案であったそのISCM世界音楽祭を主催できたのでした。
このところ、現音創立90周年に寄せて、その2001年の音楽祭の開催準備秘話や
実際に開催した各演奏会等のイベントについての回想録をアップしています。

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<ISCM世界音楽の日々2001横浜大会
   ~日本現代音楽協会新世紀音楽祭>
公演回顧シリーズ vol.5

《JSCMコンサート Ⅰ ~日本の作曲家たち》
     “現音アンデパンダン展”
10月4日(木)19:00開演
        /横浜みなとみらいホール 小ホール

1) 峰村澄子(日本):
  舞 Ⅲ ~アルト・フルートのための~(2000)
      alto-fl.=野口 龍
2) 北爪やよひ(日本):
エネクⅦ~チェロのための(2000)
      vc.=花崎 薫
3) 堀 悦子(日本):
  飛天の譜~フルート独奏のための(2000)
      fl.=野口 龍
4) 福田 陽(日本):
  弦楽五重奏曲第5番(2001/世界初演)
      vn.=石田泰尚 梶谷裕子
      va.=金谷理絵 vc.=宮坂俊一郎
5) 杉浦正嘉(日本):
  三味線をともなう三歌曲(2001/世界初演)
      m-sop.=青山恵子 三味線=杵家七三
6) 高原宏文(日本):
  コミュニオンⅣ(2001/世界初演)
      sop.=畠中恵子 笙=高原聰子
7) 金田潮兒(日本):
  平家物語より(日本語とフランス語訳による)
                    (1999)
      bar.=鎌田直純 尺八=福田輝久
8) 岡坂慶紀(日本):
  芭蕉の4つの俳句によるコンポジション
                 (2000/世界初演)
      sop.=津山 恵 fl.=甲斐道雄
      va.:百武由紀 hp.:川崎かぐや

選曲根拠:全曲「 JSCM音楽祭出品作品」

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ISCM音楽祭としての演奏会に加えて、
JSCM=日本現代音楽協会の通常年恒例事業に
相当する演奏会も併せて開催した事について、
一部のISCM関係者から異論も投げ掛けられもしましたが、
実は、これに類する複合開催方式は他のISCM音楽祭でも
時折見受けられる開催手法です。

ポルトガル支部代表の
Miguel & Paula Azguime夫妻等は、
「日本の開催国としての事情も含めて
 総合的に素晴らしい開催だと思う。
 折角日本に来たのだから、
 日本の作品を沢山聴くことができてとても嬉しい。」
と評価していただきました。

ISCM音楽祭と合同開催の<アンデパンダン展>
ということで、例年以上に会場な熱気に溢れ、
現音会員作曲家の8作品が一堂に会して演奏されました。
当初から狙った結果ではないのですが、
出品作品に、邦楽器を取り入れた曲や
日本の伝統文化に由来するタイトルを持つ曲が多く並び、
ISCM日本支部としての個性や日本人作曲家の指向性の
一端を対外的に存分にアピールする結果にもなりました。

・・・杉浦正嘉作品演奏風景・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-JSCM展1・杉浦正嘉作品

・・・高原宏文作品演奏風景・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-JSCM展1・高原宏文作品

また、このISCM音楽祭との合同開催への出品希望殺到や
会場の賑わいを大きな契機として、
その後に現音の演奏会の会場の活気が高くなり、
聴衆も多く詰めかけるようになっていったことは、
非常に嬉しい波及効果・相乗効果でした。