アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社発行
「国産鉄道コレクション」の付録模型の紹介記事の
再掲載を、夕方のシリーズとして開始しています。

EF60形直流電気機関車

今回は早くも第13巻になります。
付録は、国鉄の直流電気機関車の近代化の先鋒となった
EF60形直流電気機関車のNゲージ模型です。

国産鉄道第13巻パッケージ

いつものように、パケージを解くと、
一番奥から冊子が出てきます。

第13巻冊子

本号には、私にとっては特に懐かしくまた興味深い
内容の特集記事が複数掲載されていました。

地元を走る東京急行電鉄(東急)5000系の記事は、
私鉄ファンにはたまらない特集です。
渋谷駅ハチ公前に、短縮車体が待合場所として
置かれている、あの丸みを帯びた愛くるしい外観の
グリーンの車両が、5000系です。

東急5000系特集記事

そのハチ公前から上を見上げると、地下鉄
(東京メトロ)銀座線が走っています。
日本の地下鉄誕生を主導した伝説的な人物、
"地下鉄の父"として尊敬されている早川徳次氏の
特集記事は、含蓄に富んでいます。

早川徳次特集記事

加えて、東京駅丸の内口駅舎、あのヨーロッパスタイルの
名建築の特集記事も掲載されています。

東京駅丸の内口駅舎記事

そして、メインの記事はEF60形です。
山陽本線の全線電化完成に際して、
設計・製造が開始されたF形電気機関車近代化の
嚆矢となった直流電気機関車です。
前面非貫通の高運転台のスマートなマスクと、
後に登場する貫通型のキリッとしたマスクは、
その後のEF60台の電気機関車の標準的なスタイル
として国鉄の顔となっていきました。

EF60形記事

そして付録のNゲージサイズ模型を開けてみましょう。
国鉄旧塗色の焦げ茶色に塗装されている初期型点の、
トップナンバーである事が目を惹きます。

後に紺色と白のツートーンカラーに多くは塗装され、
20系客車(ブルートレイン)の牽引という
花形を演じた時代もあった名機です。

EF60形直流電気機関車