前号と前々号で紹介された東京メトロ(東京地下鉄)
と共に、東京の地下鉄網を構成する都営地下鉄が
この第30号で紹介されています。

毎週日曜日の夜にアップしてきた
「私鉄全駅全車両基地シリーズ」も、
全国の大手私鉄を一巡して、いよいよ終盤になり、
東京と大阪と名古屋の地下鉄を残すのみとなっています。

私鉄全駅シリーズ30/東京都交通局

###私鉄全駅・全車両基地30/東京都交通局###

本号では、浅草線・三田線・新宿線・
大江戸線の地下鉄路線と、
旧都電の生き残りとして有名な荒川線、
そして嘗ては陸の孤島と言われた足立区エリアに開通した
新交通システム=日暮里舎人ライナー等が紹介されています。

今昔の地上と地下

現在の都営地下鉄のイメージは、東京メトロに比べると、
やや地味な存在に感じられます。
どちらかと言うと不採算路線が、
都営に任されているような感じがします。
実際、一時期は累積赤字が問題になっていたようですが、
近年の経営努力や各種施策によって、
改善されてきているようです。

実は、私鉄との相互乗り入れの初のケースは、
都営1号線(浅草線)と京成電鉄が達成しました。
それに際して、京成電鉄は突貫工事で馬車軌道規格から
標準軌に改軌して、近代化に向けて飛躍しました。

舎人ライナーや荒川線も

東京都交通局という括りにすると、
日暮里舎人ライナーや、荒川線も話題に入ってきます。
その他、懐かしい写真や多彩な車両の紹介も満載です。

懐かしの写真と多彩な車両

普段な見る機会の無い車両基地の中の様子が見られる事も、
この冊子シリーズの特徴で、様々な写真が掲載されています。

車両基地の紹介

東京の地下鉄は、建設ラッシュが一段落して、
これからは成熟期になるものと思われます。
私鉄各社との相互乗り入れや、
首都圏各県の新しい鉄道網との連系による
更に広範で便利な鉄道ネットワークが
構築されていくことでしょう。