このブログの<飛来>シリーズの記事の中に、
何度かアメリカの話が出てきました。
それ程多く長く訪ねたことがある訳ではありませんが、
私なりに短く表現すると、誤解を恐れずに言えば、
「アメリカ(USA)は壮大な田舎」です。
1992年3月に、私は初めてアメリカ本土を訪ねました。
シカゴ/オヘア空港乗り換えでロチェスター空港に溶着。
E. Michael Richards氏と田野崎和子さんのご夫妻(DUO)に
で見変えていただき、以後、終始ご案内をいただきました。
早速案内されたのがナイアガラの滝、凄かった~寒かった~・・・
国境を超えてカナダ側にも一歩を記しました。
その後、お二人の勤務先で<日本音楽シンポジウム>の開催校
であるハミルトン大学(Hamilton College)までのドライヴ、
どこまでも続く大地、真っすぐな道、延々続く畑や牧草地、
時々通り過ぎる雪のシャワー(俄雪?)、かと思うと日差し、
突然飛び出してくる野生の鹿、林の木の枝にはリスの姿も、
道路の真ん中にモゾモゾ佇む小さな動物は・・・スカンク!、
アメリカの風景は、北海道を更に大きく広くしたような
壮大な田舎でした。
Hamilton College はニューヨーク州のほぼ中央、
シラキュースの近くの小さな町の傍の小高い丘に在ります。
丘丸ごとキャンパスといった趣です。
教育・社会科学・文学・音楽芸術等の人文系の各コースの
校舎群、学生の寄宿舎、病院、教会、コンサートホール、
国際大会もできる規格の体育館、フルサイズのグラウンド、
そしてゴルフコースまで・・・、日本ではお目にかかれない
広大なキャンパスです。
これでも小規模のカレッジだと言いますから、更に驚きでした。
http://www.hamilton.edu/facts/arts
隣町までは数十キロも離れていたり、町の間に点在する民家も
お隣さんは数キロ離れていたりすることも珍しくない・・・
自分の安全は自分で守りながら開拓を続けてきた
アメリカの歴史と生活が、少しずつ理解できてきました。
このような環境ですから、大学は地元の文化センターとしても
地域住民の中に浸透して有機的に機能していました。
拙作=<飛来>Ⅴの初演の演奏会にも、
多くの地元住民の姿がありました。
中には終演後にフランクに声を掛けてくださる方もありました。
地元の皆さんは、クラシック音楽でも、
現代音楽でも、ポップスでも、
分け隔てなく楽しみ、足を運んでおられるようでした。
素敵なことだと思いました。
このような生活環境の中では、車は全く"足"同然です。
まさに"下駄代わり"といった表現がぴったりです。
1992年当時の日本はバブル経済の余韻に浸っていて、
高級車の上位グレードから売れていましたが、
アメリカでは下位グレードから売れているということも、
成程と理解できる気がしました。
1992年の私は、このアメリカ訪問(3月)に加えて、
ISCMワルシャワ大会参加(5月)、
更には台湾訪問(12月)も経験することになりました。
この年から、私の国際活動が活発になったのです。
音楽のフィールドは世界に拡がっています。
今日の写真は、ナイアガラの滝の風景にしました。
