実は、9月30日〜10月2日に
沖縄県の八重山の小浜島の小中学校を訪ねて
"音楽づくりワークショップ"授業をしてくることに
なっている私です。

それに因んで、過去の"音楽づくりワークショップ"に関係する
記事の一部を、昨日から再掲載しています。
今日は2014年1月21日の記事をご紹介します。

・・・・・2014年1月21日の記事・・・・・

先日、川崎市の教員の研修会にお招きいただいて、
「音楽づくりワークショップ」を実施してきました。

######「音楽づくり」研修会:講師=松尾祐孝 ######
主催:川崎市小学校教育研究会(音楽研修会)
   川崎市教育委員会総合教育センター / カリキュラムセンター
13:40~14:25
  授業見学:「音楽づくり」授業例示
  (小学校4年生の某クラスを対象に実際に授業を実施)
14:45~14:55
  開会式次
14:55~16:25
  講義:授業例示の解説及び「音楽づくり」の意味と意義
16:25~16:40
  閉会式次
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ざっとこのような段取りで行われたのですが、
100名近くの教職員の方々が熱心に参加される中で、
私が実際に小学校4年生を対象とした「音楽づくり」授業を
行なった後に、その授業の解説を含めながら「音楽づくり」の
意味・意義・実践にあたってのポイント等を解説する
講義をしてきたという訳です。

旋律や拍子や和音がなくても、音そのものに着目して、
そして音楽構成する要素や仕組みを理解して適用していくと、
世界で一つの音楽的な創造ステージを生み出すことができる
ということを、多くの方々に理解していただくことができた
貴重な機会となりました。

今回は、希少な機会ということで少し欲張って、
「同音連打」「ロングトーン」という平素によく扱っている
音の素材の提示に加えて、Mi Fa Sol Laという4音による
「パターンの繰り返し」という仕組みの活用も盛り込んだ
かなり複雑な授業を45分の中で行なうということにしました。
多少の不安もあったのですが、生徒が実にノビノビと反応して、
活き活きとした授業展開を行なうことができました。
結果として、4グループに分かれて創作した
音楽づくりステージを立派に発表するミニコンサートまで
スムーズに行なうことができて、生徒たちは
見学者からの大きな拍手を受けることができました。

これからも、このような活動をできるだけ行なって、
人間力全般の育成にも繋がる素晴らしいメソードでもある
「音楽づくり」の正格な普及と発展のために
微力を尽くしていきたいと考えています。

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昨年暮に洗足学園音楽大学/現代邦楽研究所の皆さんと共に
小学校教員や幼稚園教員や保育士を目指す学生さんを対象とした
某大学の授業を担当して「琴(箏)による音楽づくりワークショップ」
を実施してきました。

その内容のダイジェストと写真が、下記のブログに
アップされていますので、是非ご覧ください。

邦楽ワークショップブログ
「東京成徳大学にて出張ワークショップ」
http://blog.senzoku.ac.jp/hougaku/2013/12/post-efa4.html

何も無いところから、参加者がアイデアを出し合いながら、
自己の表現欲求も発揮しつつ世界で一つの音楽ステージを
協創していくという「音楽づくり」の体験は、
実に楽しく尊いものです。

併せて・・・
現代邦楽研究所の関連YouTubeサイトにアップされている
私の作品の動画をリンクしておきましょう。

<コントラストリングス第2番~「悠久の書」からの断章> 
    ~伝統音楽デジタルライブラリー~