<私鉄全駅・全車両基地>のご紹介は今回で第25号です。
前号と本号は大阪南郊に路線網を延ばす
南海電気鉄道の紹介です。

"南海"の略称で親しまれている南海電気鉄道は、
大阪市内南部の中心=難波と和歌山を結ぶ南海本線系統と、
密教の聖地=高野山に延びる高野線系統に大別されます。
本号では、高野線線を中心に紹介されています。

私鉄全駅・全車両基地25/南海電気鉄道2

###私鉄全駅・全車両基地25/南海電気鉄道2###

高野線、鋼索線(高野山ケーブル)、
大阪府都市開発泉北高速鉄道線、堺東駅、
中百舌鳥駅、学文路駅、高野山駅等が紹介されています。

この路線の最初の起点は汐見橋駅でしたが、
今ではその汐見橋と南海本線との交差する
岸里玉出の間が盲腸線のようになって、
独立運行のローカル線になっています。
実質的には、難波から天下茶屋や堺東を経て橋本から極楽橋
に伸びる線路が、高野本線として機能しています。

高野線沿線風景

仁徳天皇陵等の古墳群の間を線路が延びて行く
堺市内の下町的な情緒から、住宅地や田園風景を経て、
橋本からは一気に山岳路線となり、高野山の麓の極楽橋まで、
様々な景色に出会えるのも高野線の特色です。
懐かしい時代の写真も紹介されています。

懐かしい写真も満載

橋本から極楽橋の間、所謂"山線"区間は、
17メートル級車両しか入線できません。ですから、
20メートル級の南海独特の大型通勤型車両に混ざって、
少し短いながらカラフルな塗色をまとった
30000系・11000系(特急こうや号専用)、
2200系(山線観光列車「天空」用)等、
多彩な車両が紹介されています。
全駅紹介も勿論万全です。

次号は、同じく空港アクセスを担う仲間の関東の私鉄、
京成電鉄が紹介される26号になります。
全駅紹介と高野線車両