毎週月曜日の朝の記事シリーズとして
アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社
が発行している「国産鉄道コレクション」の
付録の模型の写真を中心に紹介していますが、
既に4年も続くシリーズになりました。
そこで、もう一度、第1巻からの記事を
毎夕の記事シリーズとして再掲載しています。
今回は第70巻になります。

EF58形直流電気機関車Nゲージサイズ模型

毎号のお楽しみ、Nゲージサイズ模型の付録は、
栄光のお召し列車牽引機=EF58形直流電機機関車です。

「国産鉄道」第70巻パッケージ

では、いつものようにパッケージを解いて
冊子を出してページをめくっていきましょう。

第70巻冊子

巻頭記事は東京都交通局7000形の
リニューアル車の特集が組まれていました。
私が子どもの頃に通学で良く乗ったのは、
オリジナルの7000形でした。
その7000形を更新した車両で、
唯一残った荒川線の近代化に貢献しました。

東京都交通局「7000系更新車」

続くページは、一転して蒸気機関車の話題です。
戦前の東海道・山陽の両本線の輸送力増強に向けて
開発された大型旅客用蒸気機関車=C59形式と、
その従台車を1軸から2軸に改造して軸重を軽減した
C62形式の特集記事です。
蒸気機関車の黄金時代が偲ばれます。

C59形式&C60形式蒸気機関車

更にページをめくると、今度が懐かしの軽便鉄道の話題で、
北陸の新小松と尾小屋の鉱山を結んでいました。
全国各地の軽便鉄道の多くが高度経済成長期の
モータリーぜーションの中で廃止になりましたが、
この尾小屋鉄道は昭和52年まで庶民の足として
利用されていました。

尾小屋鉄道

一方、海峡線と新幹線とローカル線が交わる
新小国信号所の特集にも目を惹かれました。

新中小国信号所

更に、切符を発券する際の日付刻印のためのみに存在した
ダッチングマシンに注目した珍しい記事もありました。

ダッチングマシン

そして巻末に本号の主役の登場です。
終戦直後の主力機として一世を風靡した名機EF58形は、
登場当初は箱形車体にデッキを付していた姿でしたが、
やがて流線型のスマートな車体を得て、
客車暖房用の蒸気発生装置を搭載して、
旅客用に最も相応しい存在になりました。
そして、60号機と61号機がお召し列車専用機として
東芝と日立に発注されたのでした。

EF58形直流電気機関車

お楽しみのNゲージサイズ模型は、
巻末記事のEF58形直流電気機関車の
金色の帯が付されたお召し列車専用機の
優美な姿を見事に再現したものでした。

EF58形直流電気機関車Nゲージサイズ模型