小平奈緒選手の金メダルの歓びに沸いた18日の余韻の中で、
19日も様々な競技・種目に日本勢が出場しました。
<平昌オリンピック冬季大会>2月19日の結果を
ダイジェストしましょう。



スノーボード女子ビッグエアー予選では、
藤森由香が94.25点で2位通過、
岩渕麗楽が92.75点で3位通過、
鬼塚雅が86.50点で7位通過、
広野あさみは37.75点で不通過という結果になりました。
決勝12人に日本勢3人、それも藤森と岩渕は高得点で通過
ということで、メダルや入賞への期待が膨らんできました。

フリースタイルスキー女子ハーフパイプ予選では、
小野塚彩那が84.80点の5位で決勝に駒を進めましたが、
鈴木沙織は71.80点の13位、 渡部由梨恵は56.60点ので、
決勝の12人には残れませんでした。

カーリング女子1次リーグの日本の午前中は、
対カナダ戦でした。今大会既に3敗と不調ながら、
流石は世界ランク1位のカナダが底力をみせて、
7エンド終了コンシードで3−8の敗戦となりました。
夜には対スウェーデン戦は、先行される苦しい展開を
第9エンドの2点追いつき、最終第10エンドでは
不利な先攻ながら1点をもぎ取って、
5−4で勝ち切りました。
これで5勝2敗として、五輪初の
決勝トーナメント進出が徐々に見えてきました。

フィギュアスケートのアイスダンスの前半の
ショートダンスには、 村元哉中 / クリス・リードのペアが
出場、 63.41点で15位となってフリーに進出しました。
アイスダンスとペアのレベルが上がってくれば、
将来の日本はフィギュアスケート団体の
メダル奪取の可能性が大きくなります。

スピードスケート女子パシュートの日本チームは、
予選2組に、高木美帆、佐藤綾乃、高木菜那の
3選手で登場しました。
1組のオランダが、2分55秒61の
オリンピックレコードをいきなり出しましたが、
日本も焦らずに安全運転気味に2分56秒09でまとめて、
しっかり予選2位通過を決めました。
明日の決勝トーナメントでは、
先ず準決勝でアメリカと対戦して、
順当に決勝に勝ち上がるとオランダ対カナダの
勝者との対戦になります。
おそらく、オランダとの大決戦になるでしょう。
頑張れ日本パシュートチーム!

スピードスケート男子500メートルは、
日本の3選手も大いに健闘しましたが、
惜しくもメダルには届きませんでした。
しかし、2名が上位入賞という立派な成績です。
優勝争いは正に100分の1秒差の大接戦でした。

金メダル=ホーバル・ロレンセン(ノルウェー )
       OUTスタート / 34秒41 OR
銀メダル=車ミン奎(韓国)
       OUTスタート / 34秒42
銅メダル=高亭宇(中国)
        INスタート / 34秒65
4位=ミカ・ポウタラ(フィンランド)
       OUTスタート / 34秒68
5位=山中大地(日本)
        INスタート / 34秒78
6位=加藤条治(日本)
       OUTスタート / 34秒831
7位=ロナルド・ムルダー(オランダ)
        INスタート / 34.839
8位=ニコ・イーレ(ドイツ)
       OUTスタート / 34秒89
14位=長谷川翼(日本)
        INスタート / 35秒08

ジャンプ男子団体の日本チームは、
第1グループ:竹内択
第2グループ:伊東大貴
第3グループ:葛西紀明
第4グループ:小林陵侑
という布陣でのエントリーになりました。
今季のW杯で好成績をあげていた小林潤志郎を
外すという苦渋の決断がにじみます。

日本は1回目を終えた段階で、全員がそつなくまとめて
475.5点で6位につけましたが、
ノルウェー、ドイツ、ポーランドの3強との差は大きく、
メダルの望みはほぼ断たれました。
2本目も大きな変動は起きずに進みましたが、
ノルウェーが特大ジャンプを揃えて抜け出して、
カリがリー五輪から始まったジャンプ団体では初となる
金メダルを遂につかみました。

金メダル=ノルウェー / 1098.5点
銀メダル=ドイツ / 1075.7点
銅メダル=ポーランド / 1072.4点

日本の最終結果は、940.5点で6位でした。
尚、葛西選手の2本目、おそらく五輪最後となる
ジャンプは、K点丁度125メートルの飛躍でした。
ありがとう!葛西選手!

そして、まだ続く平昌オリンピックです。
頑張れ日本! がんばろうニッポン!