昨日までの記事で、マーラーの交響曲各曲についての
私なりの考察・見解を披露してきました。
あらためてマーラーの交響曲群を俯瞰してみると
私の趣味的な視点が強いかもしれませんが、
生涯を通してソナタ形式を暗示しているように思えてきます。

先ず、全交響曲を作曲順に列挙しましょう。

第1番「巨人」・・・・・・・管弦楽のみ
第2番「復活」・・・・・・・+独唱・合唱
第3番「夏の交響曲」・・・・+独唱・合唱
第4番「天上の生活」・・・・+独唱
第5番・・・・・・・・・・・管弦楽のみ
第6番「悲劇的」・・・・・・管弦楽のみ
第7番「夜の歌」・・・・・・管弦楽のみ
第8番「千人の交響曲」・・・+独唱・合唱
「大地の歌」・・・・・・・・+独唱
第9番・・・・・・・・・・・管弦楽のみ
第10番(未完)・・・・・・・管弦楽のみ

これに考察を加えてみると・・・

[序奏] (マーラーの交響曲の特徴の確立に向けての萌芽期)
 第1番「巨人」・・・・・・・管弦楽のみ
[提示部](声楽と導入した大モニュメントを確立した時期)
 第2番「復活」・・・・・・・+独唱・合唱
 第3番「夏の交響曲」・・・・+独唱・合唱
[展開部への移行部](器楽交響曲への転換期)
 第4番「天上の生活」・・・・+独唱
[展開部](器楽交響曲としての充実期)
 第5番・・・・・・・・・・・管弦楽のみ
 第6番「悲劇的」・・・・・・管弦楽のみ
 第7番「夜の歌」・・・・・・管弦楽のみ
[再現部](再び声楽を大々的に導入した巨大モニュメント)
 第8番「千人の交響曲」・・・+独唱・合唱
[再現部の残映]
(第8番までの肯定的前進から厭世的な彼岸の境地への転換)
「大地の歌」・・・・・・・・+独唱
[終結部](彼岸の境地)
第9番・・・・・・・・・・・管弦楽のみ
第10番(未完)・・・・・・・管弦楽のみ

生涯を通じて、ソナタ形式を具現しながら、
精一杯生きて書いた作曲家=グスタフ・マーラーの
(無意識かもしれない)壮絶な意志を感じるのは、
私だけでしょうか。

これからも、マーラーの交響曲をじっくりと
聴き続けていきたいと思っている私です。


写真は、私の嘗ての愛聴盤=
マーラー「交響曲第8番」/バーンスタイン盤(LP)です。
ロイヤルアルバートホールのライヴのカットが
ジャケットを飾っています。

レナード・バーンスタイン指揮/ロンドン交響楽団
CBS/SONY / SOCL 121-2 (LP)
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-マーラー8番バーンスタイン盤

そして最後に、マーラーの交響曲に献杯!
(泡盛古酒に琉球ガラスを併せて・・・)
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-琉球ガラス泡盛で乾杯!