感動的な閉会式は今でも語りぐさ!〜1964年東京オリンピックの閉会式〜 | 松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

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53年前=1964年=昭和39年の今日は、
第18回オリンピック東京大会(東京オリンピック)の
閉会式の開催日として記憶されています。

この東京オリンピックは、オリンピック史上初めて、
衛星放送技術の確立による本格的にテレビ中継が導入されて、
アスリート達のひた向きな演技や戦いや
周囲の人々の応援の様子が世界中に同時中継されたのでした。

その進行の中核を支えたのもまたNHKを中心とする
日本の技術陣で、その見事な運営とカメラワークは
世界から絶賛されたのでした。

テレビ中継のみならず、大会運営全般にわたって、
時間に正確な進行や選手村や周辺でのホスピタリティーの
充実など、海外からの評価は極めて高く、
戦後の復興というような域を超えて、
日本が世界に冠たる先進国の仲間入りを果たしたことを
広く深く印象づけたのでした。

さて、その閉会式、これがまた未だに語り草の
感動的なイベントになりました。

大会運営本部の方針としては、開会式と同様に、各国の
選手団は整然と入場してくる段取りになっていたのですが…
選手達は、とても楽しく素晴らしかった
日本・東京大会の閉幕の集いを
言わば“打ち上げ”のように思い存分楽しみたくて
ワクワクした気持ちを押さえきれなかったのでしょう。
国別の入場や整列行進など関係なく、
いきなりフィールドになだれ込んでいったのです。

中には日の丸を持った日本選手を担ぎ上げて
歓びを爆発させている外国選手も居ました。

実況中継アナウンサーも、さぞ面食らったことでしょう。
台本に無い展開に戸惑いを隠せませんでしたが、
やがて選手達の活き活きとした表情を見事に
アナウンスしていきました。

YouTube / 東京オリンピック閉会式(insurance)


最近の閉会式は、選手達がリラックスした表情で集う
フランクな式典としてすっかり定着していますが、
その原点は、この時の東京オリンピックの
閉会式にあったのではないでしょうか。

また、この大会では、東西冷戦の最中にあって、
当時はまだ東ドイツと西ドイツに分裂していたドイツが、
統一ドイツとして参加していたということも、
特筆されるべきでしょう。

様々な意味から、1964年の東京オリンピックは、
実に素晴らしい祭典でした。
2020年の東京オリンピックも素敵な大会にしたいものです。

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