「大市」というお店がありまます。
元禄年間(江戸中期)に初代 近江屋定八が創業して以来、
約330年もの間、すっぽん一筋に17代続いています。

現在も、上の写真のような佇まいの店舗で
往時の姿を留めたまま営業しています。
その「大市」に先日お伺いする機会に恵まれました。
すっぽん煮がお通し代わりに出される以外、
そして注文すると付いてくる漬物以外、
すっぱんのみしか出てこないという
(デザートは別ですが・・・)潔い専門店でした。

ぐらぐらに煮たぎったスッポン鍋、
水ではなく酒で焚いて、醤油と生姜のみで
味付けされているように思えました。
まずスープを楽しんでから、
すっぽんの身を楽しむという順番で、
同じように2回楽しむことができました。

食べ終わった鍋の光り具合は、
長年にわたって染み込んだスッポンのエキスの
"テリ"でしょうか。貫録の輝きですね。
この後、雑炊とデザートをいただいてお開きでした。
すっぽん鍋一筋330年の味は、流石の貫録でした。