月曜日の朝一番の記事は、
Nゲージサイズ模型が付録についてくる雑誌、
「国産鉄道」の紹介を続けています。

アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社発行
「国産鉄道コレクション」の記事と付録模型の紹介、
今回は第61巻になります。

目玉のNゲージサイズ模型の付録は、
直流・50ヘルツ交流・60ヘルツ交流の
いずれの電源にも対応した特急電車の決定版=485系に、
碓氷峠越えの補機(EF63形)との協調運転の機能が
付加された489系の先頭車でした。

「国産鉄道」第61巻パッケージ

いつものようにパッケージを解いて
奥底から冊子を出してみましょう。

第61巻冊子

巻頭記事は、時おり組まれる
国鉄時代の旧型電車の特集でした。
多くの旧型国電車両はJR化以前に姿を消しましたが、
今回の主人公=クモハ42形は、21世紀に入っても
山口線でひっそりと現役で活躍した奇跡的な存在でした。

クモハ42形直流電車

続くページは一転して蒸気機関車の話題でした。
ローカル線区にも入線できる規格のタンク機関車として
C11よりも更に軸重を軽くしたC12形蒸気機関車が
登場したのは、昭和7年でした。
非力ではありましたが、使いやすく安定した性能が
高い評価を得ていた名機でした。

C12形蒸気機関車

本号は平素にも増して盛り沢山の内容です。
往年の小鉄道・軌道の特集も二編掲載されていました。

加悦(かや)鉄道

丹後ちりめんの里を走ったキハ08-3は、
大正生まれの木造客車を改造した珍車が、
国鉄から譲渡されたものだったそうです。

一方、兵庫県に在った日本一の錫鉱山を支えた
明延鉱山軌道の記事にも、目を惹かれました。

明延鉱山軌道

その他、一世紀にわたって地元に愛された
阪堺電気軌道の小駅、住吉公園駅舎の特集は、
見所満載でした。昨年1月末で廃止されたことが、
今尚惜しまれます。

住吉公園駅舎

そして巻末に本号の主役の登場です。
上野と金沢を結ぶ特急「白山」を運行するために
碓氷峠越えのためのEF63形電気機関車との協調運転の
機能を付加された、交直流特急形電車の最終型、
489系の特集です。

489系特急形交直流電車

最後に、お待ちかねの付録のNゲージサイズ模型、
489形特急形交直流電車クハ489形500番台
の雄姿をご覧ください。

489形特急形交直流電車クハ489形500番台