~日本現代音楽協会新世紀音楽祭>
公演回顧シリーズ vol.13
《コントラバス・フェスタ》“溝入敬三とその仲間たち”
10月7日(日)11:30開演/横浜みなとみらいホール 小ホール
1) 鈴木 聡(日本):Essay Ⅲ ~コントラバス・ソロのための
(1978)
演奏=笠原勝二
2) 伊藤高明 (日本):CLOSE TO THE EDGE 2
for three basses(2001/世界初演)
演奏=吉田秀 中田延亮 笠原勝二
3) 早川和子(日本):礧~4本のコントラバスのための~
(2001/世界初演)
演奏=溝入敬三 中田延亮 笠原勝二 吉田秀
4) 国枝春恵(日本):“アーティキュレーション”
独奏コントラバスのための
(2001/世界初演)
演奏=溝入敬三
5) 林賢京(韓国):レント(1998/日本初演)
演奏=溝入敬三
6) 下山一二三(日本):2つのコントラバスのための「深層」
(1999-2000)
演奏=溝入敬三 吉田秀
7) Roger TESSIER(フランス):
第5景~4つのコントラバスのための
(1993/日本初演)
演奏=溝入敬三 中田延亮 笠原勝二 吉田秀
8) Bryn HARRISON(イギリス):
Sabdavidgya(1999/世界初演)
演奏=溝入敬三 中田延亮 笠原勝二 吉田秀
1) 2) 3) 4) JSCM音楽祭出品作品
5) 6) 7) 8) 国際審査会入選作品
##########################
大会5日目、最初の演奏会は、コントラバス作品の特集です。
現音では、1997年開催の<トランペット・フェスタ>を
皮切りに、ある楽器に焦点を当てて、
その楽器のための作品・書法と演奏・奏法の両面から
作品の誕生を喚起するシリーズを開始していました。
この<WMD2001>でも、
前日4日目の<ピアノ・フェスタ>と
この<コントラバス・フェスタ>の他、
7日目の<エレクトーン・フェスタ>を組み込み、
日本支部開催ならではの公演コーディネイトを
アピールして、海外参加者からも好評を博しました。
特にこの演奏会は、コントラバス以外の協演楽器も皆無で、
正に重低音の魅力炸裂といった趣の内容となりました。
休日とは言え、午前11時半の開演という
厳しい日程環境ではありましたが、
客席もまずまず盛況となり、大いに盛り上がりました。
演奏家のコーディネイトは横浜在住の気鋭の演奏家で、
自身、作曲家としても活躍される現代音楽界のトップランナー
の一人である溝入敬三氏にお願いしました。
溝入氏には、<オープニング・コンサート>での
拙作の演奏でも出演していただき、大変お世話になりました。
溝入敬三氏、中田延亮氏、 笠原勝二氏、吉田秀氏、
の4名で8作品の現代作品を演奏していただくという
ハードなプログラムでしたが、作品・演奏の両面の充実
によって、聴き応え充分の二時間でした。
特に、最後の作品=ブリン・ハリソン<Sabdavidgya>
の連綿と持続する重低音響の漸次変化の音の綾は、
印象的な時空でした。
この<コントラバス・フェスタ>は、
協会内外からの好評につき、
後年にあらためて再企画化され、
現音会員内及び一般からの公募作品によって、
<コントラバス・フェスタ Ⅱ >も開催されました。
・・・下山作品の演奏風景・・・

・・・ハリソン作品の演奏風景・・・
