土曜日のブランチタイムに隔週で掲載している
「刑事コロンボ」の各作品の紹介、
今日は新旧シリーズの紹介を通算して52作目となります。
旧シリーズからの順番に直すと第28話、
第4シリーズの第3作になります。
私はほぼ全作品の日本初放映を見てきたので、
懐かしく想い出しながら記事をアップしています。

この「祝砲の挽歌」は、陸軍幼年学校が舞台という
異色の設定が特徴的な作品となっています。
主演(犯人役)には、舞台監督や映画監督としても実績を持つ
名優=パトリック・マクグーハンが、本シリーズ初登場、
知的な演技は光っています。
何とこの出演でエミー賞を受賞しました。

ピーター・フォークと意気投合したマクグーハンは、
この後、この「刑事コロンボ」シリーズに、
主演のみならず、脚本、監督、共同制作総指揮等、
深く関わっていくことになりました。

DVD「祝砲の挽歌」

###刑事コロンボDVDコレクション vol.52###
         「祝砲の挽歌」

監督=ハーヴェイ・ハート
脚本=ハワード・バーク
製作総指揮=ディーン・ハーグローブ
      ローランド・キビー
製作=エヴァレット・チャンバース
撮影=ジャック・ブリストリー
音楽=ベルナルド・セガール
出演:
ピーター・フォーク(刑事コロンボ)
パトリック・マクグーハン(ラムフォード大佐役)
トム・シムコックス(ウィリアム・ヘインズ役)
マデリー・ソーンドン・シャーウッド(ミス・ブレイディ役)
バー・デペニング(ルーミス大尉役)


隔週刊「刑事コロンボ」vol.52

この「祝砲の挽歌」は、二人の名優、
フォークとマクグーハンの"静かな演技の応酬"が
とにかく見物となっている玄人受けする作品です。
実在する「サウスカロライナ陸軍士官学校」での
オールロケを敢行した撮影の中で、
緊迫のストーリーが展開されます。
果たして、犯人の自供を引き出す鍵は如何に!?

また、この回に登場するコロンボの相棒、
クレイマー刑事(ブルース・カービー)は、
マクグーハンにも気に入られて、以後何度も出演する
準レギュラー・キャラクターとなっていきました。

様々な視点から楽しめる「刑事コロンボ」シリーズです。

YouTube / 刑事コロンボ NHK放映時のテーマ曲 
        ヘンリーマンシーニ