全国の大手私鉄を一巡して、いよいよ終盤になってきました。
残るは、東京と大阪と名古屋の地下鉄のみとなりました。
東京生まれの筆者にとって、子供の頃の地下鉄と言えは、
線路脇の第三軌条から集電するタイプの、
黄色い銀座線と真っ赤な丸ノ内線でした。
そして、パンタグラフ集電で銀色のステンレスカーの
日比谷線が、ニューカマーとして輝いていました。
日本初の私鉄との相互乗入れを開始したのは、
都営浅草線で、当初は都営地下鉄1号線と
呼んでいたように記憶しています。
その後、東西線、千代田線、都営三田線、都営新宿線、
有楽町線、半蔵門線、南北線、都営大江戸線、副都心線と、
続々と新路線の建設が進み、巨大な地下鉄路線網が整備され、
今日の首都圏の通勤輸送を主体とした交通の中核を担っています。
東京の地下鉄は、最初は私企業により建設されましたが、
やがて帝都高速度交通営団(現・東京メトロ)に集約され、
更に東京都交通局が建設する路線も加わって、発展してきたのです。
本28号から30号にかけて、東京の地下鉄が紹介されます。

###私鉄全駅・全車両基地28/東京地下鉄1###
次の29号と合わせて、東京メトロとして親しまれている
東京地下鉄が秋秋紹介されています。
本号では、建設が早かった路線と駅、
銀座線、丸の内線、日比谷線、東西線、
銀座駅、赤坂見附駅、浅草駅、
及び、東西線と相互乗り入れを行っている
東葉高速鉄道が紹介されています。

最初期に開通した駅は、当時の東京の繁華街の中心、
銀座や浅草に代表されるでしょう。
今でも、通勤客のみならず観光客や買物客で賑わう、
拠点駅として大きな存在です。

地下鉄の場合、集電方式や軌道や車両限界が、
諸般の事情によって路線毎に異なるので、
車両も路線別に多彩なラインナップになっています。

葛西駅には「地下鉄博物館」があり、最初期の車両をはじめ、
鉄道ファンならずとも興味を惹かれる内容が展示されています。
また、東京都区内東部のかつて風情も紹介されています。
昔懐かしい写真もアップされています。
地下鉄の建設の模様を伝える貴重な写真も満載です。

渋谷駅の銀座線ホームが、何故か駅ビル(東急デパート)の
4階に相当する地上高架線であること・・・
営団地下鉄(現・東京メトロ)の丸みを帯びた欧風の車両と、
東急東横線の7000系の機能的に角張った外観の車両と、
共にステンレスの車両が相互乗り入れしていた
日比谷線の起点となった中目黒駅の風景が、
幼少期からの私の瞼の裏に焼き付いています。
東京メトロの路線の紹介は、次号に続きます。