来年からの大野和士氏の新展開〜東京都交響楽団とバルセロナ交響楽団のシェフ兼任へ〜 | 松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

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先日の記事で、日本が誇る世界のマエストロ=大野和士氏の
見事な凱旋公演<フランス国立リヨン歌劇場「ホフマン物語」>
についてご紹介しましたが、ここであらためて
氏の来年からの新展開について触れておきたいと思います。

大野氏は、先ず来年春から
東京都交響楽団の音楽監督に就任されます。
若い頃に、戦禍の中のクロアチアはザグレブ・フィルのポストに
在った氏は、そこで壮絶な光景を目にしたと言います。
そして、3年前の3.11、東日本大震災の報に接した際に、
母国=日本にもっと直接貢献をする時期が来たと
考えるようになったということです。

日本に首都、そして2020年開催の
<東京オリンピック&パラリンピック>に向けて、
音楽芸術文化面でも更なる情報発信を求められる東京を、
持ち前の知性とアイデアとバイタリティーで
グイグイと牽引していってほしいものです。

YouTube / 【都響】大野和士次期音楽監督就任会見ダイジェスト
        Kazushi Ono Press Conference (Excerpts)


更に来年秋からは、スペインのバルセロナ交響楽団のシェフも
兼任することになり、益々多彩な活躍が期待されます。
バルセロナと言えば、一面に於いては建築家=ガウディの街
としても知られる、世界的に有名な都市です。
大野氏が居られる間に、じっくりと当地を訪問したいものです。

そしてまた、1990年代半ばから2001年にかけて、
東京フィルを拠点として行なった数々の国際的文化発信
(例えば下のCDがその集大成となった
 <アジア環太平洋作曲家シリーズ1998-2001>等)を
再び立ち上げて行きたいものです。

CD「共作連作<新世紀への讃歌>全曲世界初演」
   企画:東京フィルハーモニー交響楽団
   プランニング・アドヴァイザー:松尾祐孝
   指揮:渡邊一正 管弦楽:東京フィル
   Live Notes / WWCC-7414 
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-新世紀への讃歌CD

大野和士公式HPのURLです。
http://kazushiono.com/

1997年にカールスルーエで収録した拙作を含むCDはこちらです。

CD「バーデン州立歌劇場&大野和士」
 松尾祐孝/フォノスフェール第1番~尺八と管弦楽の為に 
 ショスタコーヴィチ/交響曲第5番
BELlA MUSICA ANRES EDITION
- HOEPFNER CLASSICS / BM-CD 31.9112

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-PHONOSPHERE1独CD