残念な出来事ですが・・・
医療の未来に大いなる光明と思われた画期的なニュース、
「STAP細胞」の研究論文についての疑惑が、
日本のみならず世界に大きな波紋を投げ掛けています。

理化学研究所は、14日の調査中間報告会見で、
論文著者陣に撤回を勧告したことを明らかにしました。
また、理研側の責任執筆者のうちの3名、
小保方晴子氏、笹井芳樹氏、丹羽仁史氏の
コメントを発表しました。

「STAP現象に関する私共の論文の不備について多方面から
 様々なご指摘を頂いていることを真摯に受け止め、
 そのことが混乱をもたらしていることについて
 心よりお詫び申し上げます。
 本件に関して、理化学研究所で行われている調査に、
 今後とも迅速に応じて参る所存です。
 また、論文内に確認した複数の不適切または不正確な点に
 関しては、速やかに Nature へ報告して参りましたが
 論文にこうした不備が見つかったことは
 その信頼性を損ねるものと著者として重く受け止め、
 今回の論文を取り下げる可能性についても
 所外の共著者と連絡をとり検討しております。

 今回は、経過中の調査の中間報告がなされる場
 であることから、書面でのコメントになりますが、
 適切な時期に改めて説明する機会を設け、
 誠意をもって対応してまいります。」

STAP細胞が生み出せたのかどうかという、
私は勿論おそらくは皆さんも一番知りたい核心と、
論文作成上のモラルと適格性の問題が、
このニュースの中には絡み合って存在しています。
一般の素人にとっては、かなり判り難い
渾沌とした状況になっているように思われます。
この際、しっかりとした検証が成されて、
私たちにも分かり易く説明をしてほしいと思います。

世界中が、STAP細胞の真偽の解明そのものと、
日本の科学界の問題解決能力に注目していると言っても
過言ではない状況ですから、理化学研究所をはじめとする
関係者には、適切かつ迅速な対応をしてほしいものです。

九頭竜神社

インターネットが普及して、自分の居所にいながらにして、
世界中の情報を閲覧したりデータをダウンロードしたり
することが容易にできる社会になりました。
その中で、学問・研究の世界に生きようとする若い世代、
あるいは卒業論文を書かねばならない大学生が大勢います。
論文や口頭発表による研究発表を行なう
研究者も数多くいるでしょう。
そのような様々なスタイルによる発表の際には、
「発表」「公表」することの意味や責任を認識が必要なこと、
情報やデータの出自が明らかでなくてはならないこと、
実験等を伴う場合には再現性の確立による検証が必要なこと、
等々・・・考えさせられる問題となりました。

しかし、科学やモノづくりは、とても大切な人間の営みです。
若い方が、このようなニュースに気後れして、
科学者や研究者への道を諦めることなどないように、
願ってやみません。

そして、能科学者=茂木健一郎氏が、
最近話題の連続ツイートhttp://togetter.com/li/641926
でも述べておられる、
「瑕疵があった時、それを修正する勇気があるからこそ、
科学は科学であり続けるのである。」という言葉に同感です。

頑張れ日本! がんばろうニッポン!

箱根からの富士山2