<ISCM世界音楽の日々2001横浜大会
   ~日本現代音楽協会新世紀音楽祭>
公演回顧シリーズ vol.5

《JSCMコンサート Ⅰ ~日本の作曲家たち》
              “現音アンデパンダン展”
10月4日(木)19:00開演/横浜みなとみらいホール 小ホール

1) 峰村澄子(日本):
  舞 Ⅲ ~アルト・フルートのための~(2000)
      alto-fl.=野口 龍
2) 北爪やよひ(日本):
エネクⅦ~チェロのための(2000)
      vc.=花崎 薫
3) 堀 悦子(日本):
  飛天の譜~フルート独奏のための(2000)
      fl.=野口 龍
4) 福田 陽(日本):
  弦楽五重奏曲第5番(2001/世界初演)
      vn.=石田泰尚 梶谷裕子
      va.=金谷理絵 vc.=宮坂俊一郎
5) 杉浦正嘉(日本):
  三味線をともなう三歌曲(2001/世界初演)
      m-sop.=青山恵子 三味線=杵家七三
6) 高原宏文(日本):
  コミュニオンⅣ(2001/世界初演)
      sop.=畠中恵子 笙=高原聰子
7) 金田潮兒(日本):
  平家物語より(日本語とフランス語訳による)(1999)
      bar.=鎌田直純 尺八=福田輝久
8) 岡坂慶紀(日本):
  芭蕉の4つの俳句によるコンポジション(2000/世界初演)
      sop.=津山 恵 fl.=甲斐道雄
      va.:百武由紀 hp.:川崎かぐや

選曲根拠:全曲「 JSCM音楽祭出品作品」

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ISCM音楽祭としての演奏会に加えて、JSCM=日本現代音楽協会
の通常年恒例事業に相当する演奏会も併せて開催した事について、
一部のISCM関係者から異論も投げ掛けられもしましたが、
実は、これに類する複合開催方式は他のISCM音楽祭でも
時折見受けられる開催手法です。

ポルトガル支部代表の Miguel & Paula Azguime夫妻等は、
「日本の開催国としての事情も含めて
 総合的に素晴らしい開催だと思う。
 折角日本に来たのだから、
 日本の作品を沢山聴くことができてとても嬉しい。」
と評価していただきました。

ISCM音楽祭と合同開催の<アンデパンダン展>ということで、
例年以上に会場な熱気に溢れ、現音会員作曲家の8作品が
一堂に会して演奏されました。
当初から狙った結果ではないのですが、
出品作品に、邦楽器を取り入れた曲や
日本の伝統文化に由来するタイトルを持つ曲が多く並び、
ISCM日本支部としての個性や日本人作曲家の指向性の一端を
対外的に存分にアピールする結果にもなりました。

・・・杉浦正嘉作品演奏風景・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-JSCM展1・杉浦正嘉作品

・・・高原宏文作品演奏風景・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-JSCM展1・高原宏文作品

また、このISCM音楽祭との合同開催への出品希望殺到や
会場の賑わいを大きな契機として、
その後に現音の演奏会の会場の活気が高くなり、
聴衆も多く詰めかけるようになっていったことは、
非常に嬉しい波及効果・相乗効果でした。