毎週水曜日夜の「大相撲」記事シリーズの中で、
平成4年初場所(1月場所)の千秋楽の模様の回顧を
10月から続けてきました。

貴花田の初優勝は、史上最年少優勝、初の親子優勝等、
記録ずくめの快挙でした。
しかも史上3人目の三賞(殊勲・敢闘・技能)同時受賞
という素晴らしい付録もついてきました。
実兄の若花田も10勝を上げて技能賞を受賞、
準優勝の曙はまた殊勲・敢闘の同時受賞という
後に横綱に昇進する3人が高らかに
世代交代の狼煙を挙げた場所でした。

今夜は最後の11回目のアップです。
表彰式の場面になって4回目になります。
土俵上ではまだまだ表彰式が続いています。
実況席では、アナウンサーと解説者(出羽錦忠雄さん)が
今後の展望を語っていきます。
翌場所の成績如何によっては、
曙と貴花田の大関同時昇進という話題も
上がってくるだろうという期待が膨らんでいきます。

仮に、翌場所=平成4年大阪場所(3月場所)で、
貴花田が小結か関脇で13勝2敗以上で優勝もしくは準優勝、
曙が11勝4敗以上の成績を挙げていたなら、
異例の抜擢ながら大関同時昇進の声も
かかったのではないでしょうか。

実際には、曙は関脇に上がったものの
翌場所は固さが出てしまって8勝7敗に終わります。
翌々場所に再び13勝2敗の大勝ちをして、
三役3場所合計34勝を記録して
平成4年7月場所に大関に昇進します。

貴花田も一気に大関まで駆け上がるかと思われました。
しかし、いかにもまだ19歳で身体の成長途上ということで、
翌場所から3場所程もたつきます。
その後に安定感を増していって、
14勝1敗=優勝(小結)10勝5敗(関脇)11勝敗(関脇)
と星を重ねて、平成5年3月場所(大阪場所)に
大関に昇進しました。

途中に、この場所を最後に理事長を勇退した二子山親方の
インタビューが収録されています。

そしてまたまた解説の出羽錦忠雄さんの一句が冴えます。
「勇退の 伯父にはなむけ 初賜杯」

おめでとうございました。


YouTube / 貴花田 最年少初優勝1992年初場所 11/11 
          二子山理事長追悼!