今年の<日本管打楽器コンクール>は
第30回記念開催となりました。
3年を1サイクルとして主要楽器を網羅してカヴァーしている
このコンクールですが、今年度は、クラリネット、ファゴット、
トランペット、テューバの4部門でした。

公式HPのURLはこちらです。
http://www.jmecps.or.jp/soical4b30

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-日本管打楽器コンクール第30回


各部門の第一次予選・第二次予選・本選は、8月19日~24日に
クラリネット部門は国立音楽大学で、
ファゴット部門は洗足学園音楽大学で、
トランペット部門は東京音楽大学で、
テューバ部門は昭和音楽大学で、それぞれ行われました。

そして、各部門の第1位がオーケストラと協奏曲を演奏して、
大賞&内閣総理大臣賞を競う<特別大賞演奏会>が、
去る8月30日に文京シビック大ホールで開催されました。
協演オーケストラは、東京ニューシティー管弦楽団、
指揮は曽我大介さんでした。

私自身、3年前に特別審査員として
この<特別大賞演奏会>の審査にあたったことがありましたが、
今回はコンクール運営委員会のメンバー(運営副委員長)として
同席させていただきました。

各部門の第1位入賞者は下記の通りで、
演奏会に先立って、2・3位入賞者と入選者も併せて、
表彰式が執り行われました。

その後、演奏会の部となり、下記の順序で演奏が行われました。
クラリネット部門第1位=箱崎由衣
#モーツァルト/クラリネット協奏曲 KV.622
ファゴット部門第1位=常田麻衣
#モーツァルト/ファゴット協奏曲 KV.191
トランペット部門第1位=松山萌
#トマジ/トランペット協奏曲
テューバ部門第1位=宮西純
#ヴォーン・ウィリアムズ/バス・テューバ協奏曲

演奏は聴いて思うことは、日本の管楽器演奏の水準が
大きく向上してきたということです。
いとも易々とこれらの作品の難フレーズをトレースしていく
演奏は、誠に立派でした。
しかしまた一方で、易々とトレースすることができるという事は
演奏の目的ではなく手段であって、
その向こうの表現という領域にこそ、真の音楽が在るということを
もっともっと感じさせてくれる演奏を期待したい・・・
とも考えた私でした。

演奏終了後の審査会の結果、特別大賞は、
クラリネット部門の箱崎由衣さんに授与されることが決まり、
最後に表彰式が行われました。
表彰式では、運営委員長=尾高忠明氏が
プレゼンターを務めておられました。

また、30回開催に際して、このコンクールが果たしてきた
日本音楽界への多大な貢献を鑑みて、創設者である赤松憲樹氏
(主催財団=公益財団法人日本音楽教育文化振興会・前理事長)
への感謝状の贈呈も行われました。

その他、コンクール30周年記念誌も編纂されました。
松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-30周年記念誌

最後に、入賞者や入選者の皆さんの益々のご活躍、
更には参加された全ての皆さんの今後の成長、
そしてこのコンクールの益々の発展を、祈念するものです。