今日は「防災の日」です。
大正12年の9月1日は、関東大震災が起きた日付です。

東日本大地震・大津波(東北地方太平洋沖地震)
が起きてから約2年半が経ちました。
謹んで犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。
また、被災者の方々に心よりお見舞い申し上げます。

更には、1日も早い復旧・復興を目指して、
自身の危険を賭して諸作業に従事しておられる方々に、
エールを送るものです。

また、8月30日から始った「防災週間」から適用が開始された
気象庁が発令する「特別警報」についても
情報を確認しておきたいところです。
今までの「注意報」と「警報」に加えて、
更に「命を守る行動を直ちにとるように!」という
その地域にとって数十年に一度の災害が予測される場合に
発令される警報ということです。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-夕暮れの富士2(鮎沢PAより)

さて・・・話題を変えて・・・

私が師事して作曲の手ほどきを受けた故・池内友次郎先生の
著書に、「父 高濱虚子~わが半世紀」(永田書房刊)があります。
その中の45ページに、関東大震災の経験が綴られています。
当時、鎌倉にお住まいだったご一家でしたが、
在宅中の出来事だったようです。

関東大震災(大正12年)がマグニチュード7.9で、
今回の大震災がマグニチュード9.0ですから、
一昨日の地震の大きさにあらためて愕然とします。
(マグニチュードは地震のエネルギー規模を表わす単位で、
1上がると約32倍、2上がると1000倍になります。)

池内友次郎先生は、日本人として初めて
パリ国立高等音楽院(コンセールヴァトワール)の
正式な学徒となられた作曲家です。
現在の藝大をはじめとする日本の音楽大学の基礎教育、
和声・対位法・ソルフェージュ等のフランス式教育メソードを、
持ち替えって普及・定着させた功績は計り知れません。

その父君が高濱虚子先生です。
正岡子規の一番弟子格として、晩年の子規の傍に常に居て、
「ホトトギス」を引き継ぎ運営した、
近代日本の短詩型文学界の偉人の一人です。
司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」にも登場する人物です。

私が現在代表を務めている作曲家同人 ”深新會" は、
もともと池内友次郎先生の門下生の団体として発足した會です。
「深いことは新しいこと」という虚子先生の言葉から命名された、
由緒有る會の名称です。

そして今日の写真は、記事の中で紹介した書籍=
「父 高濱虚子~わが半世紀」(池内友次郎/永田書房刊)
の表紙です。ご一読をお勧めしておきます。


$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-池内友次郎著「父 高濱虚子


偉大な先人の必死の、そして真摯な業績の積み上げによって、
今日の日本や世界があることを思い起こして、
「防災の日」を過ごしたいと思います。