音楽大学のおける「音楽教育」という分野は、
一般の方にはあまり馴染はないかもしれませんが、
随分古い歴史をもっています。

現在の東京藝術大学につながる音楽取調掛を改称して
1887年に設立されて1890年に開校した東京音楽学校は、
1893年~1899年の間は東京高等師範学校附属音楽学校と
なりましたが、1899年に再独立して東京音楽学校に戻りました。
つまり、日本の西洋音楽の導入と教育制度の整備は、
明治時代の黎明期から既に密接な関係にあったということです。

そして、その後に続々と設立された私立の音楽大学には、
必ずと言ってよい程、音楽教育専攻の
「科」や「コース」が設けられてきたのです。
音楽大学は、音楽家(作曲家や演奏家)を育成する
高等教育機関として認知されていますが、
同時に、音楽教員の育成という機能も負ってきた訳です。

ところで、少子化による就学人口の減少による、
音楽教員の採用件数の漸減といった社会環境の変化、
一方で、公共の会館や民間のカルチャースクール等の、
学校教育以外の場、つまり生涯学習というフィールドが、
近年徐々に脚光を浴びてきています。
またそこには、アート・マネージメントといった要素も、
密接に絡んできていると考えられます。

さて、私の勤務先=洗足学園音楽大学では、
この程、音楽教育コースの入学者募集を
リニューアル・オープンしました。
入学前の音楽経験の指向性分野の如何を問わず、
入試へのアプローチが可能という、
現代社会のニーズに即したコースとして、
再発進を目指しているという訳です。

演奏のみならず。音楽やその教育や普及に
総合的に関っていきたいという夢をお持ちの受験生の、
積極的なアプローチをお待ちしています。
オープンキャンパス等のイベントでは、
音楽教育コースの説明も行なわれますので、
興味のある方は是非参加してください。
高校1年生でも2年生でも3年生でも社会人でも、
意欲のある方ならばどなたでも大歓迎です。
詳しくは、下記URLを検索してご覧ください。
http://www.senzoku.ac.jp/music/examination
/event/opencampus.php

今年度の入試は、一般入試A日程までは終了しましたが、
まだ一般入試B日程が残っています。


私のよく知る卒業生は、
(音楽・音響デザインコース卒業ですが)
某教育系出版社の有力な戦力として、
海外留学(アメリカ)と並行しながら
とあるプロジェクトのスタッフを務めていますし、
その同級生のもう一人は、
常勤スタッフとして同社に通っています。
今後は、こういったタイプの卒業生も、
音楽教育コースから続々と輩出される時代が来ると
私は考えているのです。

私自身、毎年何度も川崎市内に某小学校に
断続的にお邪魔をして、「音楽づくり」の授業を
1~3年生の全クラスで2回ずつ行なっています。
元気のよい小学生と一緒に「音楽づくり」・・・
とても楽しい経験です。
他者とのコミュニケーションを図りながら、
一生懸命自分たちのアイデアを出し合って、
世界に一つの集団即興創作ステージを創っていく様子は、
実に尊いものに感じられます。

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-笛や竹でいろいろ試して
松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-楽しかったね!
松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-大きな竹にバチを入れて


洗足学園音楽大学には、独習をサポートする
<オンラインスクール>もあります。
世界中の何処にいても、インターネット環境さえあれば、
「楽典」や「聴音」の独習が可能です。
http://www.senzoku-online.jp/index1.php


大都会を颯爽と闊歩する教育産業ビジネス人・・・

全国の学校の教員として頑張る地域に根ざした人材・・・

卒業生の多彩な活躍と社会貢献が楽しみな私です。