<ツタンカーメン展>に行ってきました!
テレビ放送でも関連番組が数多くオンエアされ、
日本の研究陣も参画しての少年王=ツタンカーメンの
出生と死の真実に迫る学術調査の結果が一般にも周知され、
絶大な人気を博すに至っているようです。
私が訪ねた日に、入場者累計が160万人を突破したとか!

しかし、実際に訪ねてみると、
???と思わされる出来事が多く、
少々がっかりさせられたこともまた事実でした。

私が訪ねた日は、平日で、
しかも朝から驟雨に見舞われていたので、
入場者の出足が遅かったと思われます。
それでも、開場時間の10分前位の時点で
200~200名程度の行列になっていました。

その行列の周囲の煩い事と云ったら・・・
アルバイトと思われる係員が、ひっきりなしに
「入場者の列の最後尾はこちらです!」
等とアナウンスを繰り返し、
少しでも列に間が空こうものならすかさず係員がやってきて
「お繰り合わせください!」「おつめください」等と言い、
漸く列が動き出して入り口近くになると、
「傘はこちらへ」だの「入り口はこちら」等と、
ラッシュアワーの新宿駅よりも更に過剰な
アナウンスの洪水となり、
入場前からもうゲッソリという感じになってしまいました。

それでも気を取り直して入場してみると、
これまた(多くはアルバイトに見受けられる)係員の誘導が、
過剰に次ぐ過剰・・・
「順路はこちら」「ガイドはここでは放送していません」
「こちらが比較的すいています」等と、
余計なお世話と言う以外にないような
珍妙なアナウンスが繰り返されます。

更にはご丁寧に・・・
展示品の前で入場者の人と人の間が空き気味になると
「お詰めください!」と来ます。
少し空き気味になっているからこそ、
後ろの人も見ることができる良い案配になっているのに、
何ということをしてくれるのでしょう。
全く馬鹿げた誘導です。

混雑を裁くことのみを主眼とした誘導マニュアルで、
現場の係員が教育されているのでしょうか。
主催者や会場の上野の森美術館の関係者には、
猛省を促したいと思います。

果たして、日本以外の美術館や博物館で、
こんなにも騒がしく煩く
アナウンスを繰り返す国があるでしょうか。

心静かに、美術品は貴重な出土品等の展示品と
一対一で向き合う機会を持つために、
私たちは美術館や博物館に足を運ぶのです。

海外の美術館や博物館の、あの清々しい静けさを想い出すと、
悲しいまでに騒がしい「ツタンカーメン展」でした。


余計なアナウンス等は一切ないMoMA=
ニューヨーク近代美術館の中庭の風景です。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-MoMA中庭の風景