ロケ地は高度経済成長期の日本!〜「007は二度死ぬ」 | 松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

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今年も師走に突入です。
2012年も残すところあとひと月、
すっかり寒くなってきなしたが、
風邪など召しませぬように!

冬の夜長の過ごし方の一つに、あったかいお部屋で
好きな映画を観賞するというのも一興ですね。
土曜日恒例の「映画はたのし!」シリーズ、
今日は、高度経済成長期の真っ只中の日本を舞台に
ロケが敢行された、世界的な名画です。
その名は「007は二度死ぬ」。

イアン・フレミングの原作では、
長編小説シリーズの第11作、
映画「007シリーズ」では第5作にあたります。

1967年作品 監督=ルイス・ギルバート
タイトル音楽歌手=ナンシー・シナトラ
ジェームズ・ボンド=ショーン・コネリー
ボンドガール=若林映子 浜美枝
タイガー田中=丹波哲郎
ボンド・カー=トヨタ2000GT(特別仕様オープンカー)

東京オリンピック開催直後の時期の、
日本の風景や当時の東京という都市を代表する
景色や空間が、次々と登場します。
まだ真新しい営団地下鉄(現東京メトロ)丸の内線、
オープンして数年のホテルニューオータニ、
東京タワー、旧蔵前国技館、銀座4丁目交差点、等々、
さらには建設途中の高速道路とおぼしき工事中の道路等、
当時の日本が懐かしく思いだされます。

また、姫路城や霧島山や鹿児島県下の漁村等も
再三にわたって美しいシーンとして登場します。
その中で世界に美しさをアピールしたのが、
日本人初のボンドガールとなった、
若林映子と浜美枝の二人でした。
当時としては日本人離れしたプロポーションと美貌が、
戦後の新しい日本のイメージを喚起してくれました。

そして、それらの景観の中を疾走する世界的名車=
トヨタ200GTの特別仕様オープンカーは、
正に世界中からの羨望の的となりました。

また、ホテルニューオータニ(ロケに使用したビル)が
日本の情報部らしい設定で、そこのボスが
丹波哲郎扮するタイガー田中です。
シューン・コネリーとどうどうと渡り合う丹波哲郎は、
晩年の“オカルトおじさん”ぶりしかご記憶にない方からは
想像もつかないほど、カッコいいですよ。

映画の終盤には、火山の火口の中にある秘密基地に潜入して、
ハラハラドキドキの活劇になっていきます。
この場面の描き方は、サンダーバードにも
共通するところが在るように、私は思うのですが。

またこの時代は、米ソのミサイル配備競争や、
NASAのアポロ計画等が推進されていましたから、
社会全体の宇宙への関心が極めて高く、
このシリーズのストーリーの展開にも、
宇宙船やミサイルが頻繁に登場したのでした。

とにかく見どころ満載の「007は二度死ぬ」、
1967年の世界映画興行収入第2位にランクインしました。
日本国内の興業収入では外国映画第2位、
トータルでは邦画「黒部の太陽」に次いで
第2位だったということです。

フランク・シナトラが歌うテーマ音楽のYouTube


「007は二度死ぬ」の一部分のYouTube