終戦記念日に寄せて・・・
この平和な日本の今日の礎を築かれた先人の御霊に
敬意を表しながら、改めて、
日本に生まれた幸運に感謝しています。

日本には、多種多様な伝統芸能・伝統音楽が息づいています。
それらを担う邦楽器たちが、
また実に多彩で力強い構成と普遍性を有しています。

歌舞伎や能から民間の祭をのお囃子まで、
力強く多彩な音楽文化を持つ極東の小国が、
欧米列強の植民地になることなく独立を保ってきたこと自体、
奇跡的な歴史なのですが・・・
太平洋戦争(大東亜戦争)に至った事由や
そこから生じた悲惨な犠牲の膨大さについては、
私たちは改めて正格に認識しなくいてはならないでしょう。

さて、藝大作曲科在学中の頃の私は、
同じキャンパスに邦楽器専攻生が居たにもかかわらず、
あまり邦楽器に積極的に関らなかったのですが、
1990年頃に、尺八作品の委嘱を受けて以来、
邦楽器の魅力にすっかり取り憑かれました。
以後の私は、約半数の作品が邦楽器絡みになっている程です。

そんな私の邦楽器作品群の一部が、楽譜&CDセット書籍の形で
発売されていますので、ここでご紹介しましょう。
定価6000円(+税)と少々値段がはりますが、
手に取って、見て、聴いていただければ幸いです。

これからも、日本の有する素晴らしい音楽資源である
邦楽器のための作品を、書き続けようと思っています。

###「現代の日本音楽第19集ー松尾祐孝 作品」###

作曲者:   松尾祐孝
監修・編集: 独立行政法人 日本藝術文化振興会
       国立劇場調査養成部調査資料課
発行所:   春秋社
装丁者:   本田 進
発行日: 2007年12月20日
CD音源:  国立劇場舞台技術部/コジマ録音/
       有限会社ナビ/ミュージック・フロム・ジャパン
英文翻訳:  スティーヴン・ネルソン/小川紀久子

楽譜掲載楽曲:
1)呼鼓悠遊  (1999年 国立劇場委嘱作品)
2)美しの都 Ⅲ ~尺八と十七絃の為に
              (1996年 北垣内秀響委嘱作品)
3)新譜音悦多~邦楽合奏の為の練習曲
          (1998年 現代邦楽研究所委嘱作品)
4)DISTRACTION Ⅴ for Shakuhachi and Twenty-string Koto
(1998/2005年 メキシコ セルバンティノ国際芸術祭2005招待作品)
5)琵琶悠遊 (2007年 ミュージック・フロム・ジャパン委嘱作品)

CD収録:
1)呼鼓悠遊
   小鼓=藤舎呂英  大鼓=藤者円秀  打楽器=松倉利之 
   三味線=高田和子 十七絃=石垣清美
   1999年4月15日 国立劇場小劇場 
2)新譜音悦多
   尺八=中村明一 三味線 Ⅰ =山本普乃  三味線 Ⅱ =上原潤一
   箏 Ⅰ =石垣清美  箏 Ⅱ =野澤佐保子 十七絃箏=黒澤陽子
   2001年8月 調布グリーンホール
3)ディストラクション Ⅴ
   尺八=三橋貴風 二十絃箏=吉村七重
   2006年3月12日 みなとみらいホール 小ホール
4)琵琶悠遊
   琵琶=田原順子  笛=西川浩平  鼓=髙橋明邦
   2007年3月4日 マーキン・コンサート・ホール
           (米国/ニューヨーク)

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-春秋者出版楽譜表紙


このセットでは録音が漏れていた
<美しの都 Ⅲ ~尺八と十七絃の為に>が、
先日にリリースされた山口賢治氏のCDに収録されています。

######山口賢治「尺八の現在」#####
  Kenji Yamaguchi, Shakuhachi Today

1)菅野由弘/楔形譜
2)松尾祐孝/美しの都 Ⅲ
3)森本恭正/かつてのアルカディア
4)下山一二三/雪渓第2番
5)山本和智/ /timber/ for Shakuhachi and 2 percussion
6)清水一徹/レスタウロ
7)稲森安太己/尺八独奏のための「禁じ手」

尺八:山口賢治

三味線:野澤徹也 箏:小林道恵 箏・十七絃:野澤佐保子
打楽器:篠田浩美 大家一将

山口健治『尺八の現在』
【企画・制作】山口健治
【録音・制作協力】洗足学園音楽大学
【録音エンジニア】高木理央
【ジャケットデザイン】黒部晃一

企画制作:山口賢治 / YSEK001 / 定価3000円(税込)

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7名の作曲家の作品を満載した濃い内容のCDです。
「邦楽ジャーナル」オンライン・ショップで購入できます。
http://hj-how.com/SHOP/2497

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-山口賢治「尺八の現在」

今年は、9月8日に<松尾祐孝邦楽器作品個展>の開催も
予定しています。このブログでも逐次ご案内していきます。
どうぞご期待ください。