<ACL Asian Music Festival 2011 Taiwan>の最終公演=
ファイナル・コンサートは、台北藝術大学オーケストラによる
現代管弦楽作品7曲ものボリュームの演奏会でした。
しかも、拙作<PHONOSPHERE Ⅳ-b for Guitar and Orchestra>
がその最終演目にプログラミングされました。

###国立台北藝術大学管弦楽団演奏会###

1)葉樹樫(香港)/ ピアノ協奏曲「鳳凰伝説」
            鋼琴=簡美玲
2)金芝香(韓国)/ 誦経僧人協奏曲
3)Amos ELKANA(イスラエル)/
   クラリネット独奏と管弦楽の為の Tru'a
            單簧管=王采綺
4)遠藤雅夫(日本)/ FreezeⅤ ~室内オーケストラの為に
5)Michael NORRIS(ニュージーランド)/
   Sgraffito ~室内オーケストラの為に
6)林李陵(台湾)/ 「我来自遠方」
7)松尾祐孝(日本)/ 「音空間第四號」為吉也及管弦楽団
             吉也=安徳森(Magnus Anderssion)

指揮=林天吉(Tian-Chi LIN)
国立台北藝術大学管弦楽団

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・・・ポスター(チラシ)のこの公演の当該欄・・・
松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ファイナルコンサート頁

この作品は、今年の7月31日に私自身の指揮による
東京フィルハーモニー交響楽団の演奏によって、
日本作曲家協議会主催による<アジア音楽祭2011in東京>の
<オーケストラ演奏会~指揮者は作曲家>で初演したものです。
作品公募締切後の早い段階から台湾音楽祭事務局から打診があり、
この曲の独奏者=Magnus Anderssion氏の台湾来訪が可能ならば
是非とも入選・選曲・上演したいとの申し出を受けていました。
幸いにもマグヌスさんの日程も調整できてスウェーデンからの
渡航・参加が実現することになりました。

演奏内容は、学生オーケストラとしては相当に高水準でしたが、
1公演に7曲という相当にきつい負担もあったのでしょうが、
指揮者の現代音楽作品への柔軟性には疑問の残る演奏でした。
また、本来は全パート一人の室内オーケストラ編成によって
演奏されるべき作品(例えば遠藤雅夫氏の作品等)が、
大人数の弦楽器によるオーケストラで練習を重ねてきていて、
その場での修正・変更は教育的見地から困難でもあり、
結局そのまま演奏された事には、いささかの疑問を感じました。
遠藤氏には非常にお気の毒な状況でした。
主催者は作品そのものの取り扱いに
もっと慎重な配慮が必要ではないでしょうか。

・・・台北藝術大学コンサートホールでのリハーサル風景・・・
松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-リハーサル風景

本番では、ギターのアンプリファイに単純ミスが発生して、
音量の増幅ができなかったのですが、
逆に生音だけの繊細な音が弱くながらも繊細に響く結果となり、
それはそれで充分に楽しめる演奏にはなったことは救いでした。
音楽全体の運びも、指揮者の無理解に起因する不満な点は
散見されたものの、最低限の作品像は何とか具現されました。

各国の作曲家から「素晴らしく繊細で多彩な響きがする音楽で、
感激した」というような祝福の言葉を数多くいただきました。
演奏会終演直後にレセプションもあり、
和やかな交流の場にも恵まれました。

・・・終演後の楽屋で、Magnus Anderssion氏と記念撮影・・・
松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-終演後にMagnusさんと

不満も多々ありましたが、このような音楽祭を開催する苦労は、
私自身も充分に認識していますから、
今回の主催者関係者や演奏者には大いに感謝したいと思います。
特に、真摯に練習を重ねてくれた台北藝術大学オーケストラの
メンバーの皆さんには、厚く御礼をお伝えしたいと思います。

アジアの音楽シーンは、頼もしく活発です!