今、アジアのオーケストラが躍進を遂げています。
オーケストラの盛衰は、その背景となっている社会環境や
経済状況と密接にリンクしています。
バッハの時代のこじんまりしたアンサンブルは、
当時の王侯貴族の1サロンが擁することのできる規模が、
その程度だったからに他なりません。
それが、古典派からロマン派の時期に、
我が街のオーケストラが次々と誕生して、
産業革命の進展を背景としたヨーロッパ経済の休息な拡大の中で、
2管編成から3管編成、そして後期ロマン派の時代には
4管や5管編成の作品も珍しくないという
飛躍的な規模の拡大を遂げたのです。
今、欧米を中心とした世界経済がともすると閉塞状態の中で、
中国・東南アジア・インド等、つまりアジア圏の経済拡大が
様々な面から注目されています。
そのひとつの顕著な影響として、
アジアのオーケストラの急速な台頭・躍進が挙げられるでしょう。
1998年に世界中から優秀な演奏家を募って創設された
マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団が、
まずその筆頭に挙げられるでしょう。
2008年からは音楽監督にクラウス・ペーター・フロールを招いて、
世界の第一線に飛び出しています。
最近のこのブログ記事を賑わせている
香港フィルハーモニー管弦楽団も、注目すべき存在です。
私がおせわになった頃は、ロンドン・シンフォニエッタの創設者
としても有名なデイヴィッド・アサートンが音楽監督で、
国際級オーケストラに成長している時期でした。
現在の音楽監督はエド・デ・ワールトで、
得意のマーラー等の大作の上演を重ねて、
大きくスケールアップを果たしているようです。
その他、シンガポール交響楽団も、
音楽監督=ラム・シュイ、首席客演指揮者=オッコ・カム
という陣容の下で、着実な成長を遂げています。
日本と韓国は、アジアのオーケストラ界では
既に老舗格と言えるでしょう。
日本の場合はNHK交響楽団、韓国の場合はKBS交響楽団、
ともに放送局運営の楽団を頂点として、
国内に数多くのオーケストラが活動しています。
しかし、老舗としてノンビリ構えてはいられません。
油断していると、前述のアジアのヤングライオンズに
追いつかれ追い越されしてしまいかねません。
互いに切磋琢磨して、
日本を含むアジアのオーケストラ・シーンが、
更に発展することが期待されます。
ヨーロッパで誕生した音楽表現様式=オーケストラが、
アジアでもこのように定着・成長していることは、
あらためて考えてみると、凄いことだと思いませんか!
今日の写真は、シンガポールのマーライオンです。

オーケストラの盛衰は、その背景となっている社会環境や
経済状況と密接にリンクしています。
バッハの時代のこじんまりしたアンサンブルは、
当時の王侯貴族の1サロンが擁することのできる規模が、
その程度だったからに他なりません。
それが、古典派からロマン派の時期に、
我が街のオーケストラが次々と誕生して、
産業革命の進展を背景としたヨーロッパ経済の休息な拡大の中で、
2管編成から3管編成、そして後期ロマン派の時代には
4管や5管編成の作品も珍しくないという
飛躍的な規模の拡大を遂げたのです。
今、欧米を中心とした世界経済がともすると閉塞状態の中で、
中国・東南アジア・インド等、つまりアジア圏の経済拡大が
様々な面から注目されています。
そのひとつの顕著な影響として、
アジアのオーケストラの急速な台頭・躍進が挙げられるでしょう。
1998年に世界中から優秀な演奏家を募って創設された
マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団が、
まずその筆頭に挙げられるでしょう。
2008年からは音楽監督にクラウス・ペーター・フロールを招いて、
世界の第一線に飛び出しています。
最近のこのブログ記事を賑わせている
香港フィルハーモニー管弦楽団も、注目すべき存在です。
私がおせわになった頃は、ロンドン・シンフォニエッタの創設者
としても有名なデイヴィッド・アサートンが音楽監督で、
国際級オーケストラに成長している時期でした。
現在の音楽監督はエド・デ・ワールトで、
得意のマーラー等の大作の上演を重ねて、
大きくスケールアップを果たしているようです。
その他、シンガポール交響楽団も、
音楽監督=ラム・シュイ、首席客演指揮者=オッコ・カム
という陣容の下で、着実な成長を遂げています。
日本と韓国は、アジアのオーケストラ界では
既に老舗格と言えるでしょう。
日本の場合はNHK交響楽団、韓国の場合はKBS交響楽団、
ともに放送局運営の楽団を頂点として、
国内に数多くのオーケストラが活動しています。
しかし、老舗としてノンビリ構えてはいられません。
油断していると、前述のアジアのヤングライオンズに
追いつかれ追い越されしてしまいかねません。
互いに切磋琢磨して、
日本を含むアジアのオーケストラ・シーンが、
更に発展することが期待されます。
ヨーロッパで誕生した音楽表現様式=オーケストラが、
アジアでもこのように定着・成長していることは、
あらためて考えてみると、凄いことだと思いませんか!
今日の写真は、シンガポールのマーライオンです。
