胡琴協奏曲<天風愛舞和庵>の紹介に続いて、
その初演の場となった東京フィルの特別企画=
<アジア環太平洋作曲家シリーズ>について、
お話していくことにしましょう。

今年2月12日付[新世紀への讃歌] 誕生秘話!
でご紹介した経緯によって、東京フィルハーモニー交響楽団の
企画として、<アジア環太平洋作曲家シリーズ>が誕生しました。

4年度・4回にわたり環太平洋圏出身の国際的俊英による現代作品
を紹介していくシリーズでしたが、その作曲家の人選と選曲を、
私がプログラミング・アドヴァイザーとして担当しました。
当時の東京フィル常任指揮者=大野和士氏とも緊密に検討しながら、
人選と曲目を策定していったのです。

最終回は、委嘱共作連作による [新世紀への讃歌] の
新世紀開幕の年の世界初演とすることが、
まず最初にこのシリーズの最終目標として決まっていました。
そこへ至る3回のテーマも含めて、諸々の条件を勘案していき、
第1回「アジアから」、
第2回「ラテンアメリカへのまなざし」、
第3回「北米とオセアニアを経て」、
第4回「そして世界へ~新世紀への讃歌」
という各回のテーマが決定しました。

更に、<天風愛舞和庵>シリーズの記事でも吐露した胡琴協奏曲
の構想をも盛り込んで、私からの提案として、第1回~第3回に、
異国・異文化圏の伝統楽器を1曲ずつプログラムに組み込む、
"異文化交歓協奏曲シリーズ" を盛り込むことにもなったのです。
その第1弾として、4月24日の記事の
"胡琴協奏曲<天風愛舞和庵>" の初演が、実現した訳です。

明日から、シリーズ各回の内容とそれに纏るエピソードについて、
ご紹介していきましょう。
下の写真は、全4回のプログラム冊子の表紙です。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-アジア環太平洋シリーズ冊子