松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

創造芸術は人間の根源的な表現欲求と知的好奇心の発露の最も崇高な形。音楽家・作曲家を目指す貴方、自分の信じる道(未知)を進んでいきましょう。芸術・音楽・文化と共に人生と社会を豊かにしていきましょう。~頑張れ日本!〜がんばろうニッポン!

松尾祐孝(作曲家・指揮者・音楽プランナー)の
ブログへようこそ!。
音楽を中心に据えつつ記事のテーマや内容は
様々な方向に展開しています。
朝の記事、昼の記事、夕方の記事、夜の記事を基本に、
それぞれの時間帯に個別のシリーズをアップすることもあります。
気軽に覗いてみてください。
皆さんも、音楽と共に在る素敵な人生を!


日本現代音楽協会が皆様にお贈りしているYouTube番組<GEN ON AIR>(現音エアー)は、
お陰様で既に90回を超えるアップに到達しています。
総再生アクセス数は20万回を遥かに超えてきました。
皆様のご愛顧、誠にありがとうございます。

私=松尾(現・広報室長)が進行役で、
中川俊郎氏(前・副会長)と佐藤昌弘氏(前・事務局長)と
計3名がT形のテーブルを囲む鼎談なので、
「現音T談」とも称しています。
(尚、第35回からは、山内雅弘氏(現・理事)が
佐藤氏に代わって登壇しています。)

今日は第7回~作曲家の愛する楽器~をリンクしておきましょう。
やわらかな話題でほんわか盛り上がっています。
どうぞゆっくりとご覧ください。

YouTube / 作曲家の愛する楽器 -- GEN ON AIR #7


2018年は、アメリカが生んだ天才的音楽家、

レナード・バーンスタインの生誕100年にあたりました。

この記事シリーズもvol.10を迎えました。

 

バーンスタインは、1918年8月25日、

マサチューセッツ州で、ウクライナ系ユダヤ移民の

二世として生まれました。

ハーバード大学・カーティス音楽院で研鑽を学び、

指揮の分野ではディミトリ・ミトロプーロスに刺激を受け、

フリッツ・ライナー、セルゲイ・クーセヴェッキーに師事し、

作曲の分野では、ウォルター・ピストンに師事しました。

 

1940年代から、クラシック音楽界での作曲家としては、

交響曲第1番「エレミア」、同第2番「不安の時代」等、

名曲を書き始めていた一方で、

1943年11月には、急病のブルーノ・ワルターの代役として

ニューヨーク・フィルを振って指揮者デビューを果たしました。

また、バレエ「ファンシーフリー」や

ミュージカル「オン・ザ・タウン」も1940年代の作曲で、

若くして多彩ぶりを発揮していました。

 

そして、1950年代には、アメリカ生まれの音楽家として

初のニューヨーク・フィルハーモニック音楽監督に就任する一方、

ミュージカルの不朽の名作「ウエストサイド物語」を作曲し、

また「セレナード」等のクラシック音楽作品も発表する等、

驚異的な活躍が絶頂期を迎えていったのでした。

 

 

今日ご紹介する作品は、セレナードです。

1954年にクーセヴェッキー財団委嘱作品として作曲され、

アイザック・スターンの独奏とバーンスタイン自身の指揮

によって初演されました。

正式なタイトルは「ヴァイオリン独奏、弦楽、

ハープと打楽器の為のセレナード(プラトンの"饗宴"による)」という長いものです。

第1楽章=ファイドロス - パウサニアス

第2楽章=アリストファネス

第3楽章=エリュキシマコス

第4楽章=アガトン

第5楽章=ソクラテス - アルキビアデス

という五楽章構成になっています。

 

1986年のタングルウッド音楽祭で、

五嶋みどりのvn独奏とバーンスタイン自身の指揮によって

この「セレナード」が演奏されたステージが、

演奏中に独奏ヴァイオリンの弦が二度も切れるという

アクシデントに見舞われました。

 

当時まだ14歳で3/4分数ヴァイオリンを使用していた

五嶋みどりは、沈着冷静にコンサートマスターの楽器

(勿論フルサイズ楽器)と持ち替えて、

最後まで演奏を完遂したというエピソードは、

あまりにも有名で、既に伝説と化しています。

翌日のニューヨークタイムスにも取り上げられて、

"タングルウッドの奇跡"と賞賛されることになり、

後にアメリカの教科書にも取り上げられたのでした。

 

その"タングルウッドの奇跡"の模様、是非ご覧ください。

 

YouTube / 五嶋みどり タングルウッドの奇跡

 

 

昨年2025年の10月7日から9日にかけて、

《EXPO2025 大阪・関西》会場内 ポップアップステージ北で、

木の文化の国際フェスティバル《World Wood Day 2025 Japan》の一環として企画した

【木の文化の音楽祭】が開催されました。

主催団体は、私が代表理事を務めている(一社)日本木文化学会、

国際木文化学会(米CA)及びワールド・ウッド・デー基金会、及び

それらの合同による ワールド・ウッド・デー2025日本大会実行委員会でした。

 

その【木の文化の音楽祭】の初日のオープニングを、

私もメンバーの一人として参画している作曲家同人"チーム百万石"による

雅楽三管(笙/篳篥/龍笛)を題材とした新作で飾ることができました。

 

そのチーム百万石では、毎週土曜日18時に、その記録動画を一点ずつ、

チーム百万石YouTubeチャンネルにアップしていくことにしました。

今日はその第四弾(vol.4)となります。

 

チーム百万石YouTubeチャンネル特別企画〜万博会場【木の文化の音楽祭】オープニング

               第四弾(vol.4)

 

     中川俊郎《月輪・月の塔》

 

 

参考資料:【木の文化の音楽祭】開催三日間のプログラム等

 

 

 

私=松尾祐孝も新作を発表する予定の演奏会のお知らせです。

 

 

演奏家+作曲家コラボレーションシリーズ
山田岳ギターリサイタル
+ Archive Viewing

2026年3月6日(金)18:30開場 19:00開演
マリーコンツェルト  東武東上線「中板橋駅」北口より徒歩3分

 

毎年、東京と関西のそれぞれで開催される日本現代音楽協会主催の

「演奏家+作曲家コラボレーションシリーズ」

―これは、1つの楽器にスポットをあて、その楽器の優れた演奏家と、

本協会会員を中心とした作曲家たちとの協働によってリリースされる、新しい形のリサイタル企画です。

今年の東京公演は、ギタリストの山田岳氏をお迎えし、

アコースティックギターまたはエレキギターの独奏全7曲の初演作品が、

中板橋のマリーコンツェルトにて一挙に上演されます。

山田氏のギター演奏を念頭に書き下ろされた多様な新作群が並ぶプログラムに、どうぞご期待ください。

 

▼全曲新作初演
大平泰志/nagendra  EG
天岡寛晋/NOCTURNE III  AG
平良伊津美/海 〜クラシックギターのための〜  AG
伊藤高明/CHANCE ON – A  AG
奥田也丸/啓蟄  AG
松尾祐孝/Plucked Sound Solitude  AG
佐藤昌弘/Pour le Guitare  AG

 

インターネット配信実施
ネット視聴チケット(¥1,000)をご購入の上こちらで視聴申込みを行って頂くと、

リサイタル翌日から10日間、公演の録画映像をご視聴頂けます。公演日以降でもご購入頂けます。
(1)ネット視聴チケットを購入
(2)www.jscm.netでチケット番号を登録
(3)コンサート開催日に視聴方法がメールで届く

 

Ticket Information

クレジットカード、コンビニ払い、キャリア決済、銀行振込、Amazon Pay、Pay-easyで購入可

▼座席チケット 全自由席 ※未就学児入場不可
一般2,500円 ⇒ ネットで購入
学生1,000円 ⇒ ネットで購入

▼ネット視聴チケット
1,000円 ⇒ ネットで購入

電話で購入 ⇒ 03-6417-0393(日本現代音楽協会/月-金 10:00-17:00)

 

主催:特定非営利活動法人日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)

 

山田岳(やまだ・がく)中学生のときジミ・ヘンドリクスに憧れギターを始める。

その後ブルースやヘヴィメタル、プログレ、クラシック、古楽などに傾倒。

近年の活動領域はギターほか声や自作楽器を用いたパフォーマンス、演劇、ダンス、

インスタレーション制作など多岐にわたる。

第9回現代音楽演奏コンクール“競楽Ⅸ”第1位、第20回朝日現代音楽賞。

第75回文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、第76回文化庁芸術祭音楽部門大賞、第21回佐治敬三賞を受賞。 

ウェブサイト⇒ https://www.gakuyamada.com

 

今回の~情報員M1.5~は、このシリーズ中でも
個性が際立っている回です。
日本では第25話、英国本国では第17話として放送されました。



フランスのニースかモナコのようなセレブ御用達保養地に
クルーザーが浮かぶシーン、まるで「007シリーズ」の
オープニングのような光景から始ったと思いきや・・・
人間の実写も組み合わせて撮影された強盗殺人という、
人形劇とは思えないようなシーンから物語がスタートします。
イギリスのスパイ映画のテイストをこのシリーズに持ち込んだ
かのような語り口に、作曲家のバリー・グレイも乗りに乗って、
音楽の作り込みも平素とは一味違っています。

いつもは大規模な災害や事故が起こって、
そこに救助に向かうとう定型がこのシリーズなのですが、
今回はイギリス秘密諜報部員からの協力要請が
サンダーバード5号(宇宙ステーション)のジョンに入り、
それを切掛として、国際救助隊としては異例の活動が始っていくのです。

このようなストーリーの展開になると、必然のことながら
ロンドン・エイジェントのペネロープ嬢の出番となります。
ペネロープの日本語吹き替えを演じる声優は、
若き日の黒柳徹子さんであったことは、あまりに有名です。
今見ても聴いても本当にはまり役です。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ペネロープ嬢

今回は、船が度々登場するために
水を使用したシーンがたくさん出てきます。
こういったシーンの撮影は非常に難しいと思われますが、
CG等まだ夢にも存在していなかった1960年代当時は、
手作りの工作技術や撮影技術で、
アナログ撮影で克服していったのです。


さて、今回の写真ですが、たまたま私が街で見かけた
手作りの模型の素晴らしさをご紹介しましょう。

さて、これは何だか判りますか・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-昭和の渋谷の模型・全景1

・・・見る方向を変えると、このようになります。
昭和40年頃の渋谷駅周辺の手作り模型(ジオラマ)です。
東急百貨店本店一階のインフォメーションカウンター裏に
展示してありました。この雰囲気・・・懐かしい~!
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-昭和の渋谷の模型・全景2

この模型(ジオラマ)の写真は、
このテーマの記事に度々アップしているものです。
昨日の記事に続けます。

<飛来>Ⅳ~独奏ピアノを伴う室内オーケストラの為に~は、
空間や宇宙の気配を暗示するようなオーケストレーションに
オーボエの瞑想的な旋律が浮かぶように始ります。
そして様々な場面を経て、最後にピアノの和音連打が
ハープとコントラバスの補強を伴って厳かに続きます。
その響きは、聴く人によって、仏教寺院の梵鐘や
教会の鐘の音に聴こえるかもしれません。
私としてはここにレクイエムの意味を込めているのです。

作曲当時(1990年頃)、東欧は社会主義政権が相次いで崩壊
する大変革期で、国や地域によっては、遺憾なことに
一般市民も巻き込む動乱が起きていました。
その頃の日本といえばバブル経済の頂点にあった頃でした。
"極東の極楽トンボ" のような日本の状況を忸怩たる思いで
享受していた私は、せめてもの犠牲者への哀悼の意志表示と
平和への祈りを込めて、この作品を作曲したのでした。

初演が終わった頃、加盟国持ち回りで毎年開催されている
ISCM(国際現代音楽協会)世界音楽祭の
1992年ワルシャワ大会の募集要項が発表されました。
前述の経緯ですので、
私は必然的にこの作品を是非とも東欧の地で
欧州初演してもらいたいと考えた私は、
個人直送でエントリーしました。

国際審査会が終わった頃だったのでしょうか・・・
その大会の国際審査員であられた一柳慧氏からの伝言を、
奥様(故人)を通じて電話でいただくことができました。
「ワルシャワで選曲・入選なさったということですよ。
おめでとう!。」というお言葉をいただき、
感激で胸が熱くなったことを今でもはっきり覚えています。

この<飛来>Ⅳは各パート1名の室内オーケストラ編成が
基本ヴァージョンです。
しかし、プログラミングされた演奏会の
出演団体が大きな編成の室内オーケストラでしたので、
弦楽器は各パート数名で管楽器は2名ずつの
2管編成ヴァージョン(スコアは全く同じ)で
演奏できることになり、
初演とは一味違った演奏の実現が期待されました。

1992年5月に、私はアエロフロートのモスクワ経由便で、
ワルシャワに向かいました。
そして、<ISCM世界音楽の日々'92ワルシャワ大会>の
室内オーケストラ演奏会で、
下記の陣容で欧州初演されました。

Cond./ Agnieszka Duczmal Pf./ Louise Bessette
Ch-orch./ Amadeus Chamber Orchestra of Polish Radio

アグニエシュカ・デュチマルさんは
知る人ぞ知る東欧圏の女性指揮者、
ルイーズ・ベセットさんはフランス系カナダ人の
美人ピアニスト(私と同い年でした!)で、
素晴らしい演奏を披露してくださり、
演奏後の拍手が長く長く続き、とても嬉しい時間でした。
そして更なるサプライズが待っていました。
私が "心の師" として尊敬していた大作曲家=
ヴィトルド・ルトスワフスキ氏が会場に居られて、
終演後に声をかけてくださったのです。
下の写真はその時のショットで、私の宝物です。

ワルシャワ旧市街の王宮で行われた音楽祭開会セレモニーで
来賓挨拶をなさっていたマエストロをお見受けすることは
既にできていましたが、
まさか自分の作品をお聴きいただくことができて、
間近にお会いできて、しかも声をかけていただき、
写真を一緒に撮らせていただけるとは・・・
ワルシャワに来られて、作品も私も本当に幸せでした!

写真:ルトスワフスキ氏(中央)石田一志氏(左)
   筆者(右)

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ワルシャワでルトスワフスキ氏と

今年も洗足学園音楽大学の"邦楽定期"が開催されます。

今回は、現代邦楽研究所の2025年度開講各種講座の修了演奏のステージも含めた

プログラムによる開催という趣向になっています。

また、昨秋に紫綬褒章を受章された福原徹先生のステージも盛り込まれました。

皆様のご来場をお待ちしております。

 

 

♫ ♫ ♫ ♫ ♫ 洗足学園音楽大学《第十六回 邦楽定期演奏会》♫ ♫ ♫ ♫ ♫

 

2026年2月15日(日) 14:30 開場 / 15:00 開演  洗足学園 前田ホール

入場無料(小学生以上入場可)注)要予約(ご予約は下にリンクのサイトから↓)

 

 

プログラム

「春興」  杵屋正邦 作曲/西川啓光 作調

「5つの組曲~尺八・箏・十七絃箏のための~」川崎絵都夫 作曲

箏組歌「四季曲」 

三味線組歌「乱後夜」「晴嵐」打合せ 

「笛独奏」福原徹先生 紫綬褒章受章記念演奏

「コスモドラグーン」 沢井比河流 作曲

 

【出演】

洗足学園音楽大学現代邦楽コース学生・卒業生・講師

洗足学園音楽大学現代邦楽研究所講座生・講師

特別出演 福原徹(笛)

司会・解説 森重行敏(現代邦楽研究所所長)

 

 

 

2013年5月に私が始めてウクライナを訪ねる機会に恵まれて、
同国東部ドンバス地方の中心都市=ドネツクで開催された国際現代音楽祭で
オーケストラを指揮した経験は、今なお私の脳裏に鮮明に刻まれています。

私の訪問の暫く後に、突如としてロシアによるウクライナへの介入が始まり、
クリミア半島やドネツク等を中心として情勢が渾沌としたまま、
その後もズルズル時が経過してきてしまいました。
そして遂にこのところの各種報道の通り、ロシアの侵攻が本格化して、
まるで人類史の時計が100年程逆回りして、
帝国主義の時代に戻ってしまったような状況になってしまいました。
いったいあの美しく豊かな風土に恵まれた国は、
どこまで分裂してしまうのでしょうか。

如何なる理由があるにせよ、一般市民の人権や生活権、国家の主権は、
軍事力で虐げられてはならないと思います。
ウクライナの平和を希求しつつ、
2013年の私のウクライナ訪問記を再掲載して、
在りし日の美しいドネツクの街・人々・文化を振り返りたいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は、2013年5月にウクライナの大都市のひとつ、
ドネツクの現代音楽祭に指揮者として招聘され、
得難い国際交流の経験をする機会を得ました。
その時は、平穏で平和なウクライナでした。

一般市民の犠牲者が出るような悲惨な事態にならずに、
平和な解決・帰結を迎えられるよう、願ってやみません。

深夜の記事シリーズとして、ウクライナの平和を願って、
2013年の想い出の記事を再掲載しています。

*****2013年6月6日の記事*****

「ウクライナ演奏旅行体験記」もいよいよクライマックス、
演奏会の本番を迎えました。

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ファイナル演奏会チケット表
松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ファイナル演奏会チケットウ裏

突然の驟雨が過ぎ去って、
本番の約一時間前に楽屋入りした私は、
暫く精神を落ち着かせた後、
ステージ衣装の燕尾服への着替えを始めました。

その途中で、地元のテレビ局から
インタビューの申し込みがあり、
私はベストまでは着込んだ格好で、
ロビーに出て取材に協力しました。
インタビュアーの女性は英語ができず、
私はウクライナ語もロシア語もできませんから、
チェロ独奏者のOlga Veselina女史に通訳をお願いしての、
インタビューとなりました。

同様のインタビューは、開演前や休憩時間に行われた模様で、
私の作品のギター独奏者=Magnus Anderssion氏も、
下の写真のようにインタビューを受けたそうです。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-Anderssion氏インタビュー

そして遂に演奏会本番の開演時刻を迎えました。
こちらのご当地スタイルとして興味深かったことは、
クラシック音楽の演奏会であっても
1曲毎にアナウンスが入って、曲目や演奏者の
紹介がセレモニーのように行われるところでした。

この演奏会でも、音楽祭ダイレクター=Yevgeni Petrychenko氏が、
挨拶と紹介を行なっていました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~


<Donbas Modern Music Art / Festival & Competition>
=[DMMA・2013] ファイナル・コンサート
[ Music of our time / Japan - Sweden/Finland - Ukraine ]

*2013年5月17日 / ウクライナ・ドネツク
フィルハーモニー協会 / セルゲイ・プロコフィエフ・ホール
*プログラム:
- Mirjam Tally / Winter Island (b) (c) *
- Thomas Liljeholm / Merging (b) (c) ***
- Masataka Matsuo / Phonosphere 4b (a) **
- Vadim Larchikov / Gethsemane *
- Masataka Matsuo / Eternal Livre (new version) (a) (c) **
- Kalevi Aho / 2-cellos Concerto (b) (c) *
(*** 世界初演 ** 欧州初演 *ウクライナ初演)
*演奏:
guit. / Magnus Anderssion (a)
cello / Vadim Larchikov (b)  Olga Veselina (c)
cond. / Masataka Matsuo 
orch. / Donetsk Academic Philharmonic Orchestra

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本番の演奏は、ひとことで言えば、爆発的大成功でした。
しかし、そこは現代音楽作品が6曲、
しかも協奏曲が5曲も並ぶ
ウルトラ・ハード・プログラム、正直に吐露すりならば、
細かいミスはかなりましました。
あるところでは、あるパートが1小節先行してしまったり、
あるところでは別のパートが1小節遅れてしまったり、
等々・・・
しかし、その都度、私はできる限りのアイ・コンタクトと、
大きめのタクトワークで指示と気を放射して、
大事故に繋がる齟齬を回避して、総体的に
作品像をダイナミックに彫琢していくことができました。
楽員諸氏にも、その状況と音楽全体の感興を
ひしひしと感じ取っていただけた様子で、
演奏が進行するにしたがって、難局を乗り切るにしたがって、
集中度を増していくことになりました。
その結果、1曲毎に大きな拍手喝采が聴衆から沸き起こり、
独奏者も楽員達も大いに満足気な表情を浮かべていました。


#3曲目=拙作<フォノスフェール第4番-b>の演奏直後#
    ギター独奏者はMagnus Anderssion氏
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-Phonosphere4-b演奏直後

#Vadim Larchikov氏とOlga Veselina女史のご夫妻と共に#
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-Vadim&Olgaの二人と共に


最後の気力を振り絞って望んだ最終演目、
フィンランドの作曲家=アホの珍しい作品、
<2チェロと管弦楽の為の協奏曲>の丁々発止のやり取りを
リハーサル時を遥かに上回る凝縮度と燃焼度を持った
演奏を実現して振り終えた瞬間の達成感は、
私の音楽家人生の中で忘れられない1頁になるものでした。

スタンディング・オべージョンになった客席の熱狂の中、
何度もステージに呼び戻される中で楽員の間を歩くとき、
楽員の多くから「Thank you maestoro !」と声をかけて
いただき、とても嬉しい思いが込み上げてきました。

現代音楽の分野での国際交流&国際協働として、
多くの一般聴衆に支持される演奏を実現できたこと、
自分でもかなり納得のいく闊達な演奏を達成できたことに、
大いなる歓びと満足を感じることができました。

このような出会いと機会に感謝!


日本現代音楽協会が皆様にお贈りしているYouTube番組<GEN ON AIR>
(現音エアー)は、お陰様で既に90回を超えるアップに到達しています。
総再生アクセス数は20万回を遥かに超えてきました。
皆様のご愛顧、誠にありがとうございます。

私=松尾(現・広報室長)が進行役で、
中川俊郎氏(前・副会長)と佐藤昌弘氏(前・事務局長)と
計3名がT形のテーブルを囲む鼎談なので、
「現音T談」とも称しています。
(尚、第35回からは、山内雅弘氏(現・理事)が
佐藤氏に代わって登壇しています。)

今日は第6回~プロ伝授 "超"発想転換法 ~をリンクしておきましょう。
作曲家の赤裸々な心情が語られています。
どうぞゆっくりとご覧ください。

YouTube / プロ伝授 "超"発想転換法 -- GEN ON AIR #6


2018年の「バーンスタイン生誕100年に寄せて」記事シリーズの

再収録も、早いものでもう vol.9 になりました。

 

今日ご紹介する作品は、1952年に発表された

歌劇「タヒチ島の騒動」です。

1幕・3場からなる約45分の小オペラで、

現代のある家庭の一日を描いている舞台になっています。

「タヒチ島事件」とか「タヒチ島の騒動」と訳される

奇妙なタイトルは、ストーリーの本筋には無関係で、

家庭内に流れるニュースというパロディーです。

 

Leonard Bernstein (1918 - 1990) - Trouble in Tahiti

 

尚、この歌劇「タヒチ島の騒動」は、後年、1983年に

大幅に改訂が施されて、歌劇「静かな場所」となりました。

 

下のジャケットの写真は、

「タヒチ島の騒動」でも「静かな場所」でもありませんが、

バーンスタインの多彩・多面的な活躍を象徴する作品

「ミサ」のLPです。