K.Akiyama「グリーンカレー」 | K.Akiyamaのプチブログ

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K.Akiyama「グリーンカレー」

 

グリーンカレーは、

初めて食べる人を少し驚かせる料理だ。

「カレーなのに緑色?」

そんな第一印象を裏切るように、

スプーンを口へ運ぶと、

ココナッツミルクのまろやかな甘さが広がる。

次の瞬間、青唐辛子やハーブの爽やかな香りと、

じわじわとした辛さが追いかけてくる。

日本のカレーとはまったく違う個性を持つ、

タイを代表するカレーの一つである。

 

私はグリーンカレーを食べるたびに、

人生もこんなものかもしれない」と思う。

 

最初は優しい。
「今日はいい日だな」と思わせてくれる。

しかし、少し時間が経つと、辛さが顔を出す。

仕事の悩み。
人間関係。
失敗。
将来への不安。

まるでグリーンカレーの辛さのように、

人生も後から本当の味がやって来る。

 

でも、不思議なことに、その辛さがあるからこそ、

ココナッツミルクの優しさが引き立つ。

悲しみを知った人ほど、優しくなれる。

失敗した人ほど、挑戦する人を応援できる。

遠回りした人ほど、人生の景色をたくさん知っている。

 

辛さだけでも物足りない。
甘さだけでも飽きてしまう。

その両方があるから、深い味わいになる。

人生も同じだ。

もし今日が少し辛い日だったとしても、

その辛さは、あなたという人生にコクを加えているのかもしれない。

 

そして、明日また笑える日が来たとき、

その笑顔は今日よりも少しだけ深く、

温かいものになっているだろう。

 

一皿のグリーンカレーは教えてくれる。

 

人生は、甘さと辛さが混ざり合って、

ようやく「おいしい」と感じられるものなのだ。