K.Akiyama「年金セレブ・パラダイス在住。」
「どこに住んでいるんですか?」
そう聞かれたら、最近の私はこう答えています。
年金セレブ・パラダイス在住です。
――もちろん、地図に載っている場所ではありません。
でも、心の住所としては、
これ以上しっくりくる言葉はない気がしています。
朝、静かに目が覚める。
時計に追われるわけでもなく、
「今日をどう使おうか」と、
少し贅沢な問いから一日が始まる。
焦りがない。
不安に煽られない。
生活に追い詰められていない。
これは、派手さとは無縁だけれど、
とても上質な豊かさだと思うのです。
年金という言葉には、
「老後」「不安」「我慢」
そんなイメージを持つ人もいるかもしれません。
でも私にとっての年金は、
人生からの信頼残高のようなもの。
これまで積み重ねてきた時間、
選択してきた道、
信じてきた価値観。
それらが静かに形を変えて、
「もう大丈夫ですよ」と囁いてくれている感覚です。
年金セレブ・パラダイスに住んでいると、
人と比べる必要がなくなります。
急ぐ理由も、無理をする理由も、
だんだん見当たらなくなっていく。
その代わりに増えていくのは、
・今日を味わう余白
・自分を信じる静かな自信
・未来を楽しみにする心の余裕
これは、誰に見せるためでもない、
自分だけが知っている贅沢。
もし今、
「まだ不安があるな」と感じている人がいたら、
それはダメな状態ではありません。
年金セレブ・パラダイスは、
いきなり引っ越す場所ではなく、
少しずつ近づいていく場所だから。
安心は、ある日突然手に入るものではなく、
日々の選択の延長線上に、
気づいたら住んでいるものなのだと思います。
今日も私は、
年金セレブ・パラダイスで、
穏やかに、静かに、
そして確かに、生きています。
心は常にここ。