★前回までのあらすじ
5月7日
えっ、僕にとって生きている実感とか、生きている意味がなにかって?
「苦しみ、悲しみ、辛さ、怒り、恨み・・・」
それだけ。楽しいことなんかなにもありません。
だから、僕は生きていることより、死ぬことを選びます。
僕のこの気持ちを理解し同調して、僕と一緒に死んでくれる人がいましたら、どうかご連絡をください。
S・Y (13歳)
これじゃ、自分で自分を自殺に追い込むことを、助長しているようなもんじゃからな・・・」
「そうね。あたしもキューピッドおじさんの言うとおりだと思うわ・・・」
「一時でも早くこの翔くんの問題を片付けてあげて、陽菜ちゃんのお家に笑顔の花束の宅急便が届き、いつも彼女のお家が笑顔で満ち溢れていて、幸せに暮らせるようにしてあげないとね・・・」
だがこの言葉とは裏腹に、シンデレラとキューピッドおじさんの脳裏を、このままでは新たな対策を講じない限り、翔くんの問題は何一つとして解決が出来ないという不安かすめた。
その結果、シンデレラとキューピッドおじさんの二人が話し合って決めたことは、翔くんの夢の中にワープして、彼が不登校や自殺未遂を起こすようになった原因を徹底的に調査し、その答えを突き止めることだった。
だが、このときシンデレラは翔くんの問題を調査していく過程の中で、まったく彼女自身が想像もしていなかった、身の毛のよだつような驚くべき事件に遭遇することになった。
それは、陽菜ちゃんが小学一年生とは思えない顔をガングロに厚化粧して、大人顔を負けの肌を露出した派手な衣装を身に付け、万引き少女たちの仲間に入っていたことだった。
シンデレラは、今回の陽菜ちゃんの一件で時間を掛けて、自分なりにあれこれとその解決方法を模索したが、結局まだまだ自分の経験の乏しさから、そうたやすくそのため良い答えを導き出すことが出来ずに、七人の小人のリーダーでもありシンデレラの良き理解者でもある、ルドルフおじさんに相談することにした。
さっそく、ルドルフおじさんのアドバイスを受けたシンデレラは、陽菜ちゃんたちの現在の夢の中にワープして、彼女たちと同年代の少年少女のグループが、彼女たちと同様の手口で口紅やマニキュアなどの化粧品を、彼女たちが万引きした同じドラッグストアで万引きをする生の現場を見せてあげ、その少年少女のグループが店の警備員(万引きGメン)に現行犯で逮捕され、その身柄を拘束されて警察官に引き渡されて児童相談所や少年鑑別所に送られた後の、その子たち本人やその家族の者たちに否応なしに伸し掛かって来る、その多くの悲しみや苦しみの現実を知ってもらうことした。
ただ、その前に今翔くんを不登校や自殺未遂するまでに、心身共に追い込んだ犯人の手がかりを探すために、彼の過去の夢の中へワープしその犯人に結びつく証拠探しをやっている、キューピッドおじさんや翔くんことが気になったので、何かその後の翔くんの動きに変ったことがなかったのか?シンデレラは彼のパソコンの中を覗いてみることにした。
シンデレラが部屋の中に入ると、翔くんは自分で自分に話し掛けるしか誰も話し相手がいなく、一日中部屋に閉じこもりきりでいるためか、かなり精神的にも肉体的にも疲れている様子で、健全な十三歳の少年とは思えないような、大きな鼾をかきながらぐっすりと眠っていた。
「えっ、えっ、えっ!そんなことよりこれって何?」
「もしかして、翔くんが一緒に自殺してくれる仲間を募集していたけど、それに応募して来た人たちってこと?!」
「あっ!自殺願望者から投稿が、二件もあるじゃない・・・」
シンデレラが、翔くんの自殺系サイトのブログの掲示板を見て驚いたのは、彼が一緒に自殺してくれる仲間を募集した内容を見て、二人の同世代の男女の賛同者からの投稿の書き込みがあったからである。
自殺系サイト投稿記事1
僕は、生まれつきの脳性小児麻痺ために右足が不自由で、小学校に入学した時から松葉杖をついて歩いています。
その当時は、小学一年生の子ども同士がやることだから、自分の中でそんなに気にならなかったのかもしれませんが、入学したとたん“びっこ”とか“一歩足の案山子”と言われて、よくからかわれました。
まだ、小学校の二、三年生の頃までは、自分と他の子どもたちとの間にそんなに体力的な差を感じていなかったこともあり、何かからかわれたり悪戯をされたりしても、いじめっ子の隙を見て松葉杖で殴り返するなどして対抗し、なんとか自分の感情をコントロールすることが出来ました。
しかし、それが四、五年生になり、だんだんとクラスメートのみんなとの体力的な差が大きくなって来ると、当然のことですが自分とみんなとの間に必然的になんとなく一種の壁のようなものが出来てしまい、僕の勝手な思い込みかもしれませんが、「障害者が、みんなと同じ条件の下で学校に来ているのはおかしい・・・」というような圧迫めいたものを、しだいに感じるようになりました。
特にそのことを感じるようになったのが、体育の時間や運動会、文化祭などの身体的な適正能力を求められる授業のときや、クラスのみんながグループになって何かを行う、文化祭や体験学習などの学校の行事のときでした。
その度に、気が付くと誰一人として声を掛けてくれたり、頼りにしてくれたりクラスメートもいなく、一人だけ教室の片隅にポッンと取り残されていました。
きっと、そのせいの寂しさからだと思いますが、常に心が傷ついて孤独感に押し潰されるようになる日々が多くなりました。
その苦しみや孤独感は、中学生になっても変わることはなく続き、僕がSY君と同じように自殺を決意したのは、最近小学生の頃からすごい仲が良く好意を持っていた女の子に、正式に交際を申し込んだら、“私、悪いけど、身体障害者の人には興味がないの・・・”と、あっさりと身体的な障害を理由に交際を断られたことです。
いつでも、死ぬ覚悟出来ていますので、その決行日が決まりましたら、ぜひお知らせください。
名前:蓮 年齢:15歳 登校日2008年5月15日(金)17:33:05
自殺系サイト投稿記事2
やっと、私は小学校時代のいじめから開放されると思い、通学にはかなり遠くなりましたが、無理して昔のクラスメートがいない地域の中学校への進学を選びました。
しかし、いくら希望を抱いて学校を変わっても結果は同じでした。
中学生になってしばらくすると、クラスメートから小学生の時のいじめよりも陰湿な携帯電話でのいじめを受けるようになりました。
その内容は「あんな運動オンチで、よく部活にこられるね。」とか「そのおたふく顔は、きっと平安時代に生まれていたら美人だったね。」などの、主に身体的な醜さを中傷するものでした。
人間の感情って不思議なものです。
そんなことが毎日のように続くと、やっぱりだんだんと自分が生きていることや、毎日生活していることに何の価値があるのだろうと疑問を持つようになり、自分の存在を肯定できずに否定ばかりするようになってしまい、毎にち孤独感ばかりを感じると同時に凄く悩むようになりました。
そして、その事件に遭ってからは、あなたと同じように生きている実感が湧かなくなり、生きている意味が分からなくなりました。
だから、いつも何かに自分が追い詰められているような感じがして、常に心の中は不安でいっぱいです。
そして今では、生きることよりも死ぬことに、希望を抱いています。
どうぞ私をあなたの自殺の仲間に入れてください。
(神奈川在住 M A 14歳)2008年06月02日(日)21:25:15
「これは、一時でも早く陽菜ちゃんたちの問題を解決して、キューピッドおじさんと一緒になって、翔くんを不登校や自殺未遂するまでに追い込んだ犯人を探さないと、きっと取り返しがつかないことのなってしまうかもしれないわね・・・」
最初に表記するのをついうっかりして忘れていましたが、本作品に書かれています赤い文字部分の文章は、当Cafeに遊びにお出でいただいるみなさんの「足跡メッセージ」の中から、楽しいものや面白いものを選んで、当Cafeに遊びにお出でいただいているみなさんとの親睦を図ったり遊びを楽しんだりするための、エンターテイメント性に飛んだ言葉遊び文化のひとつとして文章化し、できるだけありのままの文章の形ままで修正せずに、当ブログのいろいろな作品の中で使わせてもらっているものです。
ついに・・・
シンデレラと謎の新聞記者の対談が実現!!
本来なら、今回の「Super SantaClaus シンデレラ」におきまして、「シンデレラと謎の新聞記者の音楽対談」を行う予定でしたが、今回は原稿が間に合わずに小林洋一さん始めとする、当ブログに遊びにお出でいただいていますみなさんに、大変ご迷惑をお掛けすることになりました。本当にすみません。
ただ現在、一時でも早くみなさんにこの「シンデレラと謎の新聞記者の音楽対談」のお披露目が出来ますように頑張って執筆いますので、もう少しお時間をくださいますようお願いします。
ただし、本対談内容は音楽をやっている方(または好きな方)や、芸能界の話題に興味持っている方には、多少なりとも今後の音楽活動する上においての参考になったり、テレビのワイドショー並みの面白いネタ話を提供できるのではないかと思っていますので、ぜひ本対談記事が掲載されましたら、少しでも多くのみなさんにご覧いただきますよう、どうぞよろしくお願いします。
今日の一口メモ
今回は「携帯小説作品」参加のために、新たに現在すべての対象作品をリニュアルしています5作品の中から、いちばん多くの読者の“涙と感動”を誘った作品「かげぼうし」の一部ご覧ください。
かげぼうし第1話
颯太(そうた)くんと蓮(れん)くんとさくらちゃんは、幼稚園で知り合ったときから大の仲良しで、それの仲の良さは小学校に入学してからも、まったく変わることがありませんでした。
3人のうちの子供の誰かが誕生日だったり、運動会などの行事があったりなどすると、必ず3つ家族はお互いにみんなが集まってお祝い会を開いたり、お互いの子供たちが走るのを応援したり、同じ場所で昼食を取るなどして付き合っていました。
そのせいで颯太くんのかげぼうしのタッくんも、蓮くんのかげぼうしのマー坊も、さくらちゃんかげぼうしの花ちゃんもとても仲良しでした。
―キィー、キィー、キィーッ・・・ドッスーン・・・―
「た、大へんだ!子供がトラックにひかれたぞ!!」
「誰か、早く救急車を呼んで!」
―ピィーポー、ピィーポー、ピィーポー・・・ウーウーウー・・・―
「心拍数が35に低下!」
「血圧は?体温は?」
「早く、担架に乗せろ!」
ところが、ちょうど三人が小学三年になった夏休み、蓮くんが自転車で横断歩道を渡ろうとしていた時に、酒を飲んで酔っ払って運転をしていた運転手のトラックが、蓮くんの自転車に突っ込んで来てぶつかってしまい、蓮くんは頭や顔などを強く打って意識不明の重体になり、救急車で病院に運ばれる途中に悲しいことに亡くなってしまいました。
颯太くんとさくらちゃんが、その現場を夢中で泣きながら駆けつけたときには、そこら中に飛び散っていた血の痕の大さが、蓮くんの事故の凄まじさを物語っていました。
半年以上も、蓮くんが交通事故にあった現場には、蓮くんのパパやママはもちろんのこと、颯太くんやさくらちゃんの家族などの手によって、蓮くんが大好きだったお菓子や花束が供えられていましたが、いつも三人で一緒だった蓮くんが交通事故で亡くなったのをきっかけに、颯太くんとさくらちゃんが一緒に遊んでいる姿を、だんだんと見ることがなくなりました。
それは、おそらく子供なりにも二人の心の中にはいつも三人が一緒だったぶん、いつもつい二人でいると蓮くんのことを思い出だしてしまい、とてもなんらか傷ついてしまうような二人にだけしか分からない、辛い気持ちがあったのかもしれません。
そのために、颯太くんのかげぼうしのタッくんも、さくらちゃんかげぼうしの花ちゃんも、二人が遊ぶことが少なくなったぶんあまり話をする機会がなくなり、とても寂しい思いをするようになりました。
私たち、「おとぎのお家と仲間たち」も、“あきらめないBLOG”のキャンペーンを応援していますので、ぜひみなさんも一緒に応援しましょうね!
当関連ブログの紹介
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gooブログ「おとぎのお家と青い鳥」
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ヤブログ「おとぎのお家と愛の家」
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