~「女子高校生-Super SantaClaus シンデレラ登場-」の巻~
おとぎの家の「シンデレラ」は、ちょっと童話の世界の「シンデレラ」とは、そのストーリーもですが、登場キャラの設定も違います。
どうしてかって?
そりゃあ、書いている内容が一緒だったら、面白くもなんともないからです。
やさしいお母さんが死んでしまって、お母さんがいないというのは同じですが、その後釜として意地悪な義理のお母さんが、わがままな娘三人を連れてやって来て、シンデレラに家中の掃除をさせたり、お父さんの死をきっかけに屋根裏部屋に住まわせられたりして、いじめ受ける話などはまったくありません。
それは、シンデレラが意地悪な義理のお母さんではなく、彼女のお守り役の七人の小人に育てられた上に、実は彼女の実際の正体は、全宇宙で一番えらい全知全能の神(神王)キングゼウスに、地球の子供たちの夢や願い事、困っていることなどを解決してあげるようにと天の国から送られて来た孫娘で、今流行の超がつくスーパー高校生にさらに超が千個以上も付く、超超超・・・・・のスーパー女子高校生『Super Santa Claus』だからです。
「おはようシンデレラ・・・」
「おはよう美咲ちゃん・・・」
「今日は、ちゃんと宿題やってきた?」
「ごめん、ホラ今ちょうどクリスマス時期じゃない。家に帰ると相変わらずなんだかんだと忙しくてね・・・」
「まあ、いつものことだから仕方ないけどね・・・」
「さあ、はやく宿題写させてもらわなくちゃあね・・・」
--キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン--
「授業が始まるチャイムの音だわ・・・」
「シンデレラ、急がないと先生が来ちゃうわよ・・・」
--♪Sha lalala・・・・・--
「ああ、こんなときに携帯電話の着信音が鳴るなんて」
--事件の依頼あり。すぐ帰れ。ルドルフ <m(__)m>--
「誰から?」
「ルドルフおじさんよ・・・」
「あのクソいや素敵なおじ様が、少しはあたしの立場も考えてくりゃいいのに・・・」
「それより、シンデレラの着信音ってカーペンターズでしょう。ちょっと古くない・・・」
「あたし、茶道なんかやって、意外と古風なところがあるからね・・・」
「それと、着信音とは関係ないと思うけどね・・・」
「あ、そうそう、またあたし急用が出来ちゃって帰らなくちゃいけなくなったから、美咲ちゃん悪いけどいつものようにあたしの代わりにパンダのぬいぐるみ座らせて置くから、あたしの代役やっておいてね・・・」
--どうして、シンデレラの代役がパンダのぬいぐるみなのか?意味不明である。ですよね、みなさん。あっ、僕が誰かって?この物語の案内役のMC・ハマー、いや踊るのは苦手ですがベシャリは上手い、単なるMCです。--
「オイ、それじゃあ出席をとるぞ・・・」
「叶美咲。」
「はい。」
「天空(あまぞら)シンデレラ」
「ふぁ~い。」
「オイ、オイ、それってもしかしてパンダのぬいぐるみじゃないのか?」
「ち、違います。私、天空シンデレラです。」
「ほ、本当か?」
「本当です。」
「それに、声がいつもと違うようだけど・・・」
「ゴッホン。ゴッホン。ち、ちょっと風邪を引いたみたいで・・・」
--そりゃあ、声は違うはずだよね。実際は美咲ちゃんが鼻を摘んでしゃべっているんだもの。--
「天空とパンダのぬいぐるみを間違うなんて、なんだか先生目が悪くなったのかなあ?!明日、さっそく医者に行ってみないといけないな・・・」
--それより変なのは、たしかシンデレラって日本人じゃなかったよね。それなのに日本名の「天空」という苗字があったなんて知らなかったなあ???--
--♪ジングルベール ジングルベール すずがーなるー
「さすがに、今日はクリスマスイヴね。街中にこんなに奇麗にイルミネーションが飾られ、大勢の人で賑わっているなんて・・・」
--キキキー、キキキー・・・--
--ドッカーン!--
「きゃーっ!」
「た、たいへんだ!ラ、ララが・・・」
「うわーっ、だ、誰か、ララを助けて!」
--子どもが車に撥ねられたぞ!早く救急車を呼べ!救急車を・・・--
「あれ、何かあったのかな?大勢人が集まっているわ・・・」
シンデレラが、クリスマスのイベントで賑わうアップルタウンの町の中を、家に向かって駆け足で帰っている時でした。
横断歩道に、ブドゥー人形を抱いたまま倒れている小さな女の子と、その子の両親と思われる大人の男女を囲んで、人山が出来ていました。
ブドゥー人形
上記のブドゥー人形の画像は、(株)Strapya Nextのご協力で掲載させていただいています。
(株)Strapya Next URL
http://item.rakuten.co.jp/keitai/2-hapdll/
※ブドゥー人形発祥の地は、タイ王国の田園地帯、イサーン地方だといわれています。ブドゥー人形は、他の人形に比べて単に毛糸を巻いて作った質素なものですが、ひとつひとつが手作りですべての人形の表情が違うのが特徴だと言われ、昔からタイ王国では“願い事を叶えてくれる人形”だと、可愛がられ親しまれています。また現在、日本を始めとする多くの国々で、幸運や金運、恋愛運などを呼ぶ人形だとして人気を集めています。
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