隙間です

どこからか

君の声が聞こえ

いつも

君を待っている

いつまでも

そして

僕が息絶えるまで

君のことは忘れない

ピリオド

幸せで よかった

隙間より

ニコニコ

                  声

僕の鼓動が聞こえますか       貴方の心が深く感じられるのなら

僕はどうなってもいいのです     貴方の声が聞こえるだけでいい

雪解けの太陽の下で          僕は山の向こうをずっと眺めています

太陽よ貴方の力をわけてください   神様よ いるのならば 見ていてください

やまびこのように心に響く       微かな 声を探しています

貴方のそばに一生いたいから     僕が眼を閉じるまで 君を見ていたいのです



僕の愛情が届いていますか     君のやさしい言葉が僕の命ならば

僕はどうなってもいいのです     君の事を抱きしめるだけでいい

国道の路肩に座り           僕は生きている実感を肌で感じています

太陽よ貴方の光をわけてください  神様よ いるのならば 見ていてください

やまびこのように心に響く      微かな 声を探しています


ほんの少しだけの人生なのだから  僕が死ぬまで 君を忘れたくないのです


                       詩:隙間

隙間です

もっと 優しくなりたくて

優しいって 幸せですか

つらいんだ。。

隙間より

心の隙間

            澄

冷たい海風が流れていた 鳥が空を優雅に飛んでいた

太陽が沈みゆく 遠くの海を見ながら 僕は素足で砂浜を歩いていた

寝不足の体を振り絞りながら 僅かなひとときの時間が過ぎている

気持ちが伝わることも出来ない歯がゆさだけが僕を苦しめていた

落っこちていた貝殻を耳にあて 腰を降ろし 目をつむっていた

少し耳を澄ましてみよう 少し耳を傾けてあげようよ 

明日を待つ人がいる限り できるかぎり信じてみよう



ゆるやかな波が流れていた 魚達が足元で泳いでいた

夕陽の陰を追いかけながら 僕は途方もなく海岸を歩いていた

ドラマのような幸せなんて与えられない自分に情けを感じている

孤独の人生の中を生きながら 僕は今まで生きる意志を見せてきた

海を見ていると過去という音が波の音と同じように戻り始めるようだ

少し耳を澄ましてみよう 少し耳を傾けてあげようよ

明日を待つ人がいる限り できるかぎり信じてみよう


                     詩:隙間

隙間です

誰もが 弱い自分の心の中の1ピースを探している

銀座に行っても、渋谷に行っても どこにも1ピースは売っていない

似ている 心の1ピースが混じりあっても 

それは どこか 違うんだ。。

一生 心の1ピースを 僕は 捜すんだ、

だれになんと言われようが

僕は 君の為に

探すんだ。。

隙間より

心の隙間

               1ピース

ゆっくりと ゆっくりと 冷たいコンクリートの上で君たちは重なり合っていたね

秋晴れた 平日の路地裏で 君たちは紅色のジグソーパズルに変わっている

とても 日差しが頬を 強く突き刺し 僕の影が 画の中で遊んでいる

この世界では 不公平という事が感じられない すべてが平等なのだ

もう 枯葉とは呼ばないよ もう君たちは幸せの葉なのだから

君たちに Smooth Smile   君に Only Smooth Smile

そして 隣にいる君を抱きしめた そして ずっと 君の事を感じていた

僕の胸に残った 最後のワンピース いつか はめることができるのであれば




とても とても 透き通るような輝かしい目でずっと 僕を見ていたね

夕暮れの公園で 君と上手に片方ずつはめた 毛糸の手袋を想いだす

君の小さな 手のひらを握りしめ だれもいない 神宮の歩道を歩いた

今 君の世界は幸せかい。。 まだまだ 僕は こちらで精いっぱい生きてるよ

もう 死ぬなんて言わないよ もう僕は 一人じゃないのだから

君たちに Smooth Smile   君に Only Smooth Smile

そして 乾いた葉をつかんだ そして ずっと 幸せの誓いを遠い太陽に告げた

足元に落ちていく 最後のワンピース あの時に はめることができていれば



詩:隙間