やつれた女の夢を見た
俺のおふくろさ
街じゃみんなが言っていた
俺のせいと
これから書くことは
世の洗練され合理的なシステムに抗う
負け犬の遠吠えに過ぎない
母は要介護4
表面的には
こちらの問いかけに応ずることも出来ないし
意思表示も出来ないし
文字も書けない
だが私は以前書いたように
ブラックジャックの『信号』と考え
根気強く応対している。
でもこの状態だと
困ったことも色々ある
いわゆる『手続き』ですね。
本人の意思確認やサインがないと
悉くうまく運ばない。
このために後見人制度というのがある。
後見人が未選定の場合どうなるか。
介護保険のコピーを提出して代替とし
残りの手続きを私が代理として済ます。
ところがこれでも了解を
得られないケースもある。
本日問い合わせたある手続きは
介護保険コピー提出はNGで
当該会社の人間が施設に赴いて
母と面談するんだって。
これは釈然としないな。
母が施設に入所して2年余
面会者はこれまで私ひとりだけである。
まぁ私の不徳のいたすところ、俺のせいで
パートナーも家族もないから
申し訳ない思いはある。
これまで母は他者には優しく尽くしてきた。
親戚も同様で感謝してもし切れないと
言ってはくださるが面会はない。
これは今の姿を見るに忍びない
という想像が働いているとも思うから
一概に否定は出来ない。
しかし知った顔だと
例え意思表示は出来なくとも
母はよろこぶと思うんだ。
だがそれは全くなくって
これまで全く面識のない見知らぬ
事務的な処理の人に
今の姿を見られる。
これってちゃうんちゃうか
かつて溌剌としていた母の心情を
勝手に察するとやるせなくなるんだな。
だから考えた末
こうした事務的な訪問は断って
出来るだけ書類で済ませるような
選択をしている、
それも正当なのでね。
今回は医師の診断書提出でも
可とのことだったのでそっちを選択、
施設提携病院の医師が入居者全員を
週一で定期的に診断しているので
書いてくださると思う。
面談の方が楽だし
診断書の費用負担もないのだが
そういう問題ではないんだよ。
※俺のせい
コロナソードー以前は
医師になるべくかからせず
薬漬けにもしなかった
理由はちゃんとあるし
それでも成り立っていたんだよ
しかし以前にも何回も書いたが
街の声はちゃうんやね。
コロナソードー起因の
5時間放置かて俺のせい
でもねやっぱり結局は
「俺のせい」なんだよな
