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プロ野球、KBO、MLBの球速推移グラフ

 

画像はお借りしました。

これを見ると分かりますが

NPBの球速上昇は

三プロリーグの中でも

最も目覚ましいことが分かります。

 

NPBは10年前とは別物です。

 

これはKBOで無双していた

ロサリオやロハスjr.が

NPBではサッパリだったことも

納得できるでしょう。

平均球速が3km違うだけでも

打者の対応はまったく変わってきます。

 

今季のセパ両リーグ打撃成績順位

以前はいわゆるベテランが上位を

占めることも多かったですが

今季は31歳以上はセが4位の桑原

パは首位打者の牧原だけでした。

この二人は四球が極端に少ない

積極打法の選手ですね。

 

今シリーズでは牧原選手は

下位打線を担っていて

「首位打者が9番じゃ」と

戦力差を嘆いているトラキチも多かったですが

彼の四球はたったの7

規定打席到達者としては

まず見たことない数字

出塁率だと12位まで落ちますから

下位起用も妥当と言えます。

タイガースでも下位打線でしょう。

 

批判を覚悟で敢えて言うと

ある程度年齢の行ったプレーヤーの場合

数字ほどチームに貢献していない

プレーヤー以外は

数字を残すのが難しく

なってきているような気がします。

球速の急上昇に加え

飛ばないボールですからね。

 

今シリーズのタイガースは

この陥穽に嵌まったような気もします。

今期中盤以降力強い打球が急激に減った

近本光司選手

調子の波が余りにも激しすぎる

大山悠輔選手

これはピッチャーレベルの

急上昇と無縁でない気がします。

 

日本シリーズは

大山選手のどん底期に

ぶつかってしまいましたね。

ずっと出ずっぱり故の

難しさもあるんじゃないですか。

それと「あっけらか~ん」とは真逆

数字には表れない貢献をする

プレーヤー故の陥穽

 

長丁場はそれが奏功したわけですから

タンラクヴァジラヤーナで

批判は出来ません。

 

 

ホークスで大活躍したベテランは

出ずっぱりではないですからね。

柳田選手は20試合だけ

一番良い状態で

シリーズを迎えたんじゃないですか。

それでも立派ですが

1シーズン通してあの活躍が

出来るかどうかは疑問です。

 

決して実力差だけではない

運も絡んでいたと思いますよ。

 

勿論それを適えたのは

ホークスの分厚すぎる戦力な訳ですが

私は素直に肯定できませんね。

 

タイガースは新球場元年

育成にもビジョンがある

例えば「高卒選手の育成は取らない」

将来的にはマネ(money)を

しないかアヤシイですが

金に飽かせて他球団の戦力をそいで

ドヤ顔はしないで欲しいです。

 

以前とは違い打者はムズカシイ

もしかしたら年齢も関係するかも知れない

だから今年もファームから抜擢して

若いプレーヤーに

ちょくちょくチャンスを与えてました

ベテランを休ませつつ、成長も促す

これからのビジョンが見えたような気も

錯覚かも知れないけどw

今年のドラフト上位3人は野手でした

その延長線上、意識はアリと見ます。

巷間言われているような

すぐに大山や近本と交代とか

6番以降を強化で最強にとか

タンラクヴァジラヤーナとチャウよ。

 

成し遂げんとした志を

ただ一回の敗北によって捨ててはいけない

William Shakespeare

 

もうひとつ

MLBの育成組織として

 

従来は投手は消耗品で

できるだけ若い内に

打者はその逆

みたいな常識があったように

思うのですが

今は違いますね。

 

投手はジックリとNPBで腕を磨き

山本由伸やダルビッシュのように

何年もタイトル独占の無双をしてから

挑戦した方が良いですが

打者は出来るだけ早く

海を渡った方が良いんじゃないかな。

 

NPBの球速が上がっているとは言え

MLBにはまだ及びません。

KBOとNPBのように

3kmだって違いそうなことに加え

投げている球のエグさが全く違うのは

画面を通じても分かります。

 

眼だけはどうにもなりません。

出来るだけ若いうちに

アジャストした方が良いんじゃないですか

 

大谷翔平の打者としての大成功も

それとは無縁じゃないと思いますよ。

MLBの最初のシーズンは

24歳で迎えることが出来ましたからね。

 

ダルビッシュさんが

「絶対に通じる」と太鼓判を押した

筒香嘉智は最初のシーズンが29歳でした。

海を渡る際、NPBでさえ

速球の対応に難がある彼には

一部懸念の声が挙がっていました。

しかしダルビッシュさんが認めていたんですから

24歳なら違った結果になったかもかも?

 

村上宗隆選手が来季26歳ですか。

ギリギリじゃないですかね。

 

佐藤輝明選手が再来季28歳

最も不安を感じるのはそこ。

 

海を渡るからには

OhtaniやYamamoro

みたいになって欲しいですからね。

 

よ~するに

才木投手はまだ早い

フォークの精度が落ち

一級とは言えないスライダーと

最終的にはストレートでゴリ押し

の甲子園、NPB仕様。

これは

2004年以降の井川慶投手とまったく一緒

2006年194個で奪三振王を取りはしたが

チェンジアップの精度が落ち

いざとなればストレートゴリ押しでした。

 

佐藤輝明は渡るなら早いほうが良いでしょ

今年でも良いくらいです。

しかし私だって

NPBのファンの端くれですから

両手を挙げられませんけど^^;

 

この辺りがジレンマですよね。

 

佐々木麟太郎選手も

本気でMLBを目指すなら

ホークスに入るべきではない

と思いますけどね。