壊れたバネ仕掛けの人形
中学1年の時だね。
自分も悪かったんですよ。
発言主は親しかった友人。
その友人のあだ名は「なすび」だった。
クラス中の男子生徒が
彼をそう呼んでいた。
ヘアスタイルが
それっぽかったからだ。
私は数少ない例外で普段はK君、
もしくはKがらみのあだ名で呼んで
絶対使わないようしていたんだが、
あるとき一回だけ急に
大丈夫かなと思ってしまい
なすびって呼んじゃった。
裏切られたと思ったんだろうね、
返す刀で
いきなり飛んできた言葉が
「壊れたバネ仕掛けの人形」だった。
どうもそう陰口をたたかれてたみたいだね。
なんか、もっと直接的な侮蔑の言葉
書けば削除の対象になってしまうような言葉
は沢山投げかけられたが
これは座布団5枚なんだろう。
自分では良く分からないんだが
なるほど、きっと
うまいこと言ってるんだろうな
感心してしまった言葉
一生忘れられない。
そうなった経緯も含め
このことで学んだことも多かったので
感謝はしているけどね。
なかなか理解されなかったが
身体の動かし方が分からないだけで
動かすこと自体は大好きだった。
野球を見るのは代替行為であって
やはりする事の方が好き。
だが、もう半世紀近くやってないね。
今でも死ぬ前に一番やりたいこと
野球。
厳密に言えば私に
野球は出来ていないはずだから
野球擬きだけどねw
子どもの時に
野球擬きに付き合ってくれた
友人たちには感謝しています^^
幼友達はいいよね。
ギブアンドテイクだから
それぞれ自然に苦手を補完し合うから
変な気兼ねもない。
友人には必ず自分にはない何か
秀でたところがある。
(※みんな今どうしてるんだろう……
小中学の同窓会って
開催はされているようですが
案内が一度も来たことないから
もう40年以上会っていないね。
小中学のクラスメイトでも
名前でググルと数人の消息は分かる
やっぱりな~と
地位のある人も結構いるからね。)
ところが高校以降になると
空気が変ってくる。
学力のみで仕切られてしまった
集まりになりがちだからね。
野球も遊びではなくって
スポーツ、高度化してきて
みなそっちを求め始める。
幼友達との交流も減る。
自分みたいな度を超した
運動音痴は居場所がなくなるんだね。
これまであった人間関係で
遊びで付き合うことがなくなる。
当たり前ですがドヘタに付き合うのが
苦痛になってきてしまう。
それが分かるから遠慮する。
相手のメイワクを考えちゃうよね。
しばらくは外で壁にボールを
ぶつけて独りキャッチボール。
いちばん楽しいバッティングも
何とか壁相手でしたね。
でもそれだって迷惑がかかる。
そのうち自宅内で仰向けになりながら
ゴムボールを天井すれすれに投げ上げて
それをキャッチするだけに
なっちゃいましたっけ。
でも身体を動かすこと自体は大好き。
結局は独りでも気兼ねなく出来ること
歩くことだけしか残りませんでしたね。
自転車も最初はこいでましたよ。
ところが以前にもチョコッと書いたけれど
神奈川に越してきて
しばらくでやめちゃった。
本邦の貧困な道路事情
どうしても狭めの車道を
走らざるを得ない。
通り過ぎる車に罵声を浴びせられること多数
追い越しながら罵声と共に
物を投げつけられたこともあった。
自分じゃ分からないんだが
そんなにメイワクなのか。
ランニング。
小中学は校庭を走っていた。
高校で同じことをしたら
体育教師に制止されてしまった。
そんなに変なの?
野球は大学でチャンスがあったな。
体育の授業、選択制。
喜んで野球を希望したら
これも教授に変えられた
「君は野球より柔道が……」
善意なんだけどね。
なんかあるたびに
こわれた……
この言葉が思い起こされたよね。
でも、どうしていいか分からないw