土曜日の午後
学校から地下鉄で10分ちょっと
後楽園ホールまで
隔週の『笑点』収録を
欠かさず見に行っていた。
通い始めたのが
丁度小円遊さんが亡くなった直後
後釜が古今亭朝次さんだった。
(5年後に桂才賀を襲名、
笑点でも口上を述べてましたね。)
当時30才だったんですね。
楽太郎さんの一学年下で最若手でした。
ついこないだのことのような気もします。
三波伸介さん
林家木久蔵さん
他のメンバーからも
サインはいただいたんですが
見当たりませんでした。
メンバー以外にも前説をされていた
歌丸さんや伸介さんの
お弟子さんからも頂戴したっけ。
お題が「ひよこがね……」
の替え歌。
楽太郎さんが客席の私に
アイコンタクトを取った後
『高校生がね、
トイレでぷかぷかタバコ吸う
どんなに上手に隠しても
笑うと歯の裏真っ黒け』と
歌ったのが印象的だったなぁ。
客席は年配者だらけ
若者は珍しかったからね。
タバコは吸っちゃいなかったが
あれは私を見て思いついたんだと思う。
古今亭朝次さんと立川左談次さん
による爆笑芸。
お二人は同い年の盟友。
これには注釈があって
落語立川流は定席の高座には上がれない。
されど、おぶわれて足をついていないから
高座には出ているが
『上がっていないだろう』
という粋なシャレでした。
相方の左団次さんも7年前に他界。
このお方も粋でしたね
たほいやも印象的でした。
いわば掟破りの舞踊
才賀さんは慰問でも有名でしたが
義侠心の強いアニキ肌の方だったのかな。
規則縛りで窮屈な世の中ですけど
こういう洒落っ気こそが
最も必要なんじゃないかな。
それを強調してしまうのは
落語家才賀さんに対しても
ヤボで申し訳ないんだけど
肩肘張らない義侠心も隠れていますね。
くりかえすが
得体の知れない規則ばかり
セケンはその逆。
鼻だしマスクくらいは
「シャレ」で受け止めて欲しいが
それに目くじらを立てて
即刻ハイジョしていた社会
人を責めてばかり
どこかに余裕がないとね。
ヤボな記事で
ど~もスイマセン。