何かと岡田監督に
キビシイことを書いてきたが、
一種の自己批判でもある。
時折ベンチで見せる笑顔は
やっぱり憎めないんだよねぇ^^;
共通点
岡田さんも独りっ子
自分と名前も似ている
幼少時の顔も似ている
あだ名も似ている
なんとなくどういう可愛がられ方を
してきたかも想像が出来て
親近感が湧くのですw
選手時代の岡田さんって
今と違って与太郎扱いだったですね。
以前書きましたがW大に伝わる伝説
とか完全にそうでした。
これって彼の表情によるところも
大きかったですね。
高橋春男が週刊ポストに5年くらい
連載していたマンガ
「GoGo 虎エ門」
実質の主人公は岡田さん
いつも『口をポカーン』
の与太郎さん。
よせばいいのに東京でも
阪神ネタを披露して
顰蹙を買っていた八方師匠も
「いつも口をポカーンと
開けている」って
頻繁にネタにしていましたね。
さて私めもある時期まで
口をポカーンと開けている
子どもだったんですね。
それがあるキッカケで
アッサリ直ったんです。
今回はそのお話。
その前にちょっと恥ずかしい話。
私は9歳でぶっ壊れて
長い間治療に向かう事となりました。
ホンマこっぱずかしいのですが
未だに身体を制御する術が分かりません。
自分ではまったく
認識出来なかったのですが
歩き方走り方も変らしく
前を向けとか横を向けとかも
よく分からないのです。
小三までの教員は
大目に見てくれました。
言いづらいですが
私は運動が出来ない以外は
子どもにしては機転が利いたので
そちらを評価してくれて
大事を殆ど任されていたんですね。
ですが小四からの
25歳の女性教員は
やたらキビシクって
授業中から給食中から放課後から
豊田真由子さん以上のなじりようで
ついにどう動いて良いのか
まったく分からなくなったのです。
で大学病院の診察を受けたのですが
私がホントウのことを
絶対に言わないから
更に悪くなると言う悪循環。
で、母に連れられて
色々な病院やら治療院やら
施設やら運動教室やら
訪ね歩くことになったんですね。
どこも芳しくなくって
というか露骨な排除を受けたりで
更に悪くなる負のスパイラル。
しかし相性が良く
感謝していることもあります。
その中の一つに
鍼灸の治療院がありました。
小5から小6まで2年くらい通ったかな。
人づてに聞いたわけですが
たいそう評判の良い女医さん、
野方の治療院のW先生
母親より10歳くらい上の人だったかな。
多くの患者さんで繁盛してました
私みたいな子どもの患者は
全然いなかったけどね。
前置きが長すぎたけれど
「口をポカーン」は
このW先生のおかげで直りました。
でも鍼灸の効果ではありません。
残念なことですが
鍼灸での治療効果はありませんでした。
では何故直ったのか。
小学5年生の時
いつものように治療台に乗り
横になったときのことです。
一生忘れることはありません。
先生にこう言われたのです。
「口をポカーンと
開けていると
バカみたいに見えて
損をするから
閉じた方が良いわよ」
何それ?と思われたでしょう
コロンブスの卵でしょ。
でもこう言ってくれる人が
それまでまったくいなかったのです。
短いセンテンスの中に
原因と結果、解決法まで
簡潔に示されています。
これ一発で直りました。
一瞬のうちに
何故自分が辛く当たられるのか
それを少しでも軽減するには
どうすべきかが
理解が出来たのですね。
担任教師の言い方は
「お前はいつも口をポカーンと開けてるな」
「バカか」
「ふざけているのか」
「人をバカにしているのか」
「そんなんで生きていて楽しいのか」
他にも色々あったと思います。
実は口をポカーンは主要因ではなく
その他の当たり前が出来ないことに
対するなじりがきつかったのです。
それが四六時中続いて
私は長期間耐え続けましたが
壊れていくのは児童からも分かって
ある児童が親に
『○○君がいじめられいて可哀想』
そう訴えて、そこから
母に伝わったんですね
W先生とベクトルは一緒でも
言われた側からは全く違います
特に明らかに人一倍
真面目に取り組んでいるのに
「ふざけてる」
「人をばかにしている」
はキツかったですね。
これは教師ではありませんでしたが
「今度けいれんしたら
縛り付けるぞ」は
もうどうしたら良いものか
パニックになっちゃいました。
教師の口癖は「たるんでる」
大真面目に取り組んでいるのに
それを問題視して
人格否定されるのが
とにかくキツかったですね。
物は言い様です。
一歩間違えれば
大変なことになりますし
単純な言葉でも
一生残るような金言になり得ます。
私が岡田さんの言説を
早期から批判的だったのは
そこにありますね。
違う理論で真面目に
取り組むプレーヤーを全否定
最後は野球に取り組む姿勢
に言及してファーム落ちさせました
私はこういうのって
最も嫌いなんですねw
幸いタイガースの選手は
大人でしたし
メンタルも強かったので
何とかなりそうな感じです、
しかし子どもに対しては
気を配るべきだと思いますね。
コロナ下4年間で
私が最も心を痛めたのは
マスクが出来ないお子さんに対する
セケンの対応です。
私は現場にいたわけではないですが
ネットの情報で判断する限り
半世紀前の自分のように
「たかがマスクを出来ないなんて
ふざけてる、ばかにしてる」
「たるんでる」
この種の強制で
満ちあふれてなかったかな。
同じ過ちは
二度と犯して欲しくないですが
せめてアフターケア
心理ケアはキチンとして欲しいですね