キキイシキとやらは半世紀前の
オイルショックから毎度おなじみ
スーパーでの買い占め
あのとき友だちのお母さんの
スーパーの買い物に付き合ったっけ
小学から高校まで
母はPTAの役員を押しつけられ
帰宅しても家にいることが少なく
私は小一から鍵っ子だった。
オイルショック騒ぎのある日
真下の部屋のS.H.君を訪ねると
彼は他の子と遊びに行き不在。
S.H.君はこないだも書いた
それから数年後の
野球のメンバーの一人でもあった。
彼のお母様は
私にはとても優しい方で
気を遣ってくれて
「せっかく来てくれたから
お買い物に付き合わない?」
そこで一緒にデートと相成った。
スーパーに到着すると
棚はガラガラ。
「やっぱりトイレットペーパーも
缶詰もないわね。
今テレビや新聞で毎日毎日
物がなくなってしまう
大変だって言っているけれど
○○君のお母さんは
買いだめとかしていないの?」
そのときは?で答えられなかった。
S.H.君の家に帰ってから
お菓子とか飲み物とか
ごちそうになったっけ
優しいお母様だったな
その他にも受けた善意が
今でも忘れられない
半世紀前の団地の鍵って
今みたいにスマートじゃない
なんかさび付いていて
非力な私の力では
開かないこともあった
そんなとき泣きついたのが
階下のS.H.君のお母様
その他にも沢山助けていただいた。
さて、
自宅に帰ってから母に尋ねると
『ああいうのは
バカ騒ぎしているだけの
デタラメ。
みんなが乗っかるから
オカシクなるのよ
絶対に乗らないこと』
通常と同じく泰然と
他の主婦と同じ行動は
断じてとらなかった。
半世紀を経て
すっかり様変わりしてしまった母
会話もまともに成立しない母
されど、これが自分の原風景。
いわば家訓^^;
いざというときに
前から家にあった
ティッシュですらない
ザラザラのちりがみが
おいてあったけどね。
現在
割り増し料金っぽい?
ペットボトルのネット販売は
届くのが早くて4日後
クソ暑いなかスーパーまで
往復30分、坂道もあるし
ペットボトルを運ぶのもキツイ
車を運転しない弱み
でもでも、いざとなりゃ
水道水でもなんとかなるさ
冷蔵庫はあるし氷だってある
あわてない、あわてない