落合さん

飛ばないボールに

対しては否定的

 

サンデーモーニングでの

中畑清氏との対談にて。

 

中畑さん

「今年はボールが飛ばないから」

じっくり聞いてた落合さん

「そんなことないと思う

投手のレベルが上がって

打者の技術が追いついていない」

こんな流れ?

 

表面だけ論って周囲は喧しいが

これって落合さんなりの

プロとしての矜恃だと思う。

 

彼は2011~12年

飛ばないボールで

采配を振るった当事者。

あの時も彼は

「ボールが飛ばないのは言い訳

打者の技術の問題」

と言っていたから

今回もさもありなん

態度は一貫している。

 

しかし少し前に書いたとおり

彼は打撃成績圧倒的最下位の

ドラゴンズを率い優勝した。

「打てないから優勝できない

ってのは言い訳

その前例を作れた」

とコメントしていたね。

 

どこかの監督さんのような

3点という大量点を先制しながら

「このままじゃやられるよ

と予言してたんよ、そんなもんお前」

とか癇癪起こしたりしなかったよ。

常に冷静に粛々と

イミフな選手批判や

マシンガン継投なんかしなかった。

 

落合さんはプロ中のプロ。

しかし見る側のプロではない。

かつて遠藤周作さんが

『医師が病気の玄人だと言うのなら、
私は患者の玄人です』
と反論したそうですが

それに倣うと我々は

「見る側のプロ」です。

 

やっぱりバランスがオカシイよ。

野球って適度なバランスが

保たれてこそ面白いのですよ

「見る側のプロ」として

そう反論させていただきます^^;

 

投手の高めの失投を見逃さず

中軸打者が理想的なスイングをしたのに

フェンス際で失速してしまうような

『飛ばなすぎるボール』も

投手の外角ギリギリを

非力な八番打者が

ちょこんと当てただけで

逆方向のフェンス越えをしてしまう

『飛びすぎるボール』も

どちらもオモロナイんや。

 

投手力が上がったからだという。

いやそれじゃ説明つかないんだよ。

データを取りながら

野球を見ているファンは

みながそう思うのじゃないか。

 

こんな書きたくはしたくなかったが

力の落ちる投手でも

一流投手に見えてしまうボール。

11~12年がまさにそうだった。

ハンカチ王子も防御率2点台

DのY内という投手も

この2年間だけ数字が良かった。

 

今似たような現象が起きている。

だからスッキリしないのですね。