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関東地方限定みたいですが

いよいよ

6月10日14:48より

古畑任三郎

伝説の風間杜夫回放送

 

風間杜夫が最高ですが

鴨田さんの小野武彦もね。

 

鴨田さんのキャラって

一部己と重なる。

嬉しさのあまりつい饒舌になり

いらんこと言って

相手を困惑させる。

自分SNSでもそれがモロ出てます。

あれで殺されるなんて……

放映当時から

小野武彦に感情移入しまくり。

 

 

古畑登場からラストまで

どこをとっても抱腹絶倒ですが

ボウリングのシーンも良い。

 

パーフェクトを

続けていた今泉君が

果たしてどうなるのか。

あれって日常茶飯に

行われてますよね。

 

打撃フォームを一瞥しただけで

「君には25カ所

直すべきところがある」

とか

「前さばきで打て」

とかね。

こういうのも

その場しのぎ、姑息という。

 

 

ついき

6月12日再放送は

「忙しすぎる殺人者」

「古畑、風邪をひく」

 

被害者役はそれぞれ

佐渡稔とあめくみちこ

東京ヴォードビルショーのメンバー

ヴォードビルショーには

三谷幸喜は多くの脚本を提供していて

縁が深いですよね

 

さて、今から25年ほど前だろうか

母はいわゆる市民劇場の運営に

参加していました。

 

母の担当回のひとつが

東京ヴォードビルショーの

『その場しのぎの男たち』で

その縁で家にはしばらく

ヴォードビルショーメンバーの

サイン色紙(寄せ書き)

が飾ってあった。

 

(画像を貼ろうと思い

探したが見つからなかった)

座長の佐藤B作さんはもちろん

佐渡さんとあめくさんの

サインもありました。

 

2023年のヴォードビルショー

50周年記念公演に

この劇が選ばれてましたね。

 

その場しのぎの男たちって

私はテレビで見たことがある。

大津事件、ロシアの皇太子を

切りつけた津田三蔵の

処分を巡るドタバタ喜劇。

伊藤博文(伊東四朗)の

傀儡と揶揄されていた

パッとしない総理大臣

松方正義(佐藤B作)

やることなすことが裏目に……

 

三谷幸喜の真骨頂

風間杜夫の回も

「その場しのぎの男」

ですよね。

三番テーブルの客とか

王様のレストランの小野武彦

かじはらさんのメイン回とか

三谷さんの傑作は

このパターンが多い。

 

ところで、古畑任三郎って

ネーミング自体も

「その場しのぎの男たち」

から来ているって

可能性も極めて高い。

この説は結構有名みたいですね

 

津田三蔵を取り押さえた

お手柄の人力車夫の一人が

向畑治三郎って言うんですよね。

古畑任三郎と酷似しています。

勿論その場しのぎの男たちにも

向畑治三郎は登場しています。

おそらく三谷さんは

パっと閃いたんでしょうね。

とき にんざぶろう、

タモリが言ったとか村田英雄だとか

諸説あるみたいですが

これが長らく印象に残っていて

偶々見たという「古畑医院」の看板

と即座に融合したんでしょうね。

 

小林隆の巡査が

向島君(向島音吉)っていうのも

もとは向畑から

繋がっているような気もします。

音吉はモリソン号漂流の音吉

向こうの島で八面六臂の活躍を

したとされる音吉と

これからのカメレオン役者と

しての活躍を願掛けた

地味な彼を売り出そうとする

三谷さんが考え抜いた役名

その場しのぎではない

彼の深謀遠慮のようにも思えてきます。

 

向島音吉巡査、少ない登場シーンでも

しっかり印象に残る。

ボウリング場で風間を監視するシーン

あの笑顔は強烈なインパクトあり。

一緒に見てた友人が

「この役者誰だ?」と

思わずつぶやいたのが

未だに印象に残っている。

 

後に彼は新選組の源さんで

一気に脚光を浴びましたね。

 

タイサクでがんじがらめだった

日常は勿論

非日常の野球を見たって

その場しのぎ、姑息だらけで

イヤになる日々

例え『その場しのぎ』とはいえ

笑えるのって素敵なこと

三谷幸喜は素晴らしい。