古畑任三郎

30th記念ということで

地上波一気放送中

 

6/3はスペシャル放送の

「笑うカンガルー」

一時間ドラマの古畑

初のスペシャルバージョン

 

私はコロナソードー以降

地上波テレビは

見ないようにしている

が、これは特別

 

このスペシャルは

レギュラーと比べて

これまで再放送が

少なかったはず

で、期待していたのだが……

 

やっぱりもうテレビはオワコン

時代はネット配信だと

つくづく思わされた。

 

本編は95分

放送枠は13:50~15:45

までで115分もあるから

CM過多気味になるくらいで

充分な時間かと思われたが

カットされていた部分があったのだ。

 

時代云々で「不適切な表現」

とかではないはずだ。

あくまでCM優先で

カットされていたのである。

 

最後陣内孝則との対決シーン

「ワンチャイ先生の

アドバイスのオカゲで

何とか勝つことが出来ました」

と古畑が言うのだが

視聴者のほとんどは

「ん???」

となったはずだ。

 

この勝つことが出来ました

のゲームのシーンがまるまる

カットされていたのだ

 

私はこのスペシャルは

『イマイチだよなぁ』

と28年前に思いながら見ていた。

 

しかしこのゲームのシーンは

「面白い」と。

陣内孝則は

「数学者」という設定で

これに従った論理ゲーム。

 

陣内孝則が古畑に切り出す。

 

『1から順番に数を数えていって

ある数字を言ったら負けです。

一人が連続して3つまで言えます。

今回は「16」を

言ったら負けにしましょうか。』

 

では私から始めます。

陣内「1,2,3」

古畑「4,5,6」

陣内「7」

古畑「8,9」

陣内「10,11」

古畑「12」

陣内「13,14,15」

古畑「じゅう……

あ、負けちゃいましたね」

 

まぁ大体こんな感じやった思う。

これは最初にルールを決めた人間が

先攻、もしくは後攻

をとることで必ず勝てる。

このケースだと「先手必勝」で

先手が3,7,11,15を

言うようにすれば必ず勝てる。

 

ワンチャイ先生のアドバイスを

受けた古畑がルールを決めて

意趣返しをしたという

展開だったはずだ

 

三谷幸喜という脚本家の

多才ぶりが遺憾なく発揮された

名シーンだったと思う。

 

大ラスの

塩見三省氏(ノンクレジット)

のサービスカットも

なかったね。

 

TVERでしばらくして

配信されるはずだが

ノーカットなんだよね?

 

だそく

相棒12「殺人の定理」

岡田義徳扮する数学者のお話

笑うカンガルーを意識して

書かれたのだろうね。

数学者の刑事に対する

問いかけ(クイズ)もあって

ここでは

「紙一枚で月に行く方法」

でした。

答えはこのブログの

どこかに書いてある。

探偵ナイトスクープで

大々的に実験していたね。

 

英語の円周率のくだりは

とってつけたみたいで

首をひねったけれど

学者としての矜恃を含め

動機は笑うカンガルーの陣内を

逆手に取ったような展開で

全体的には素晴らしい出来でした

 

相棒14「物理学者と猫」

これも良かった。

難しい話を混ぜた

昭和の刑事ドラマにはない

シナリオ