10/21午前中

施設への訪問。

 

父の部屋に入った途端

午前中の陽射しが遮られ

薄暗い部屋でベッドに腰掛け

頭を抱えた状態だったのでビックリ。

テレビ画面も真っ黒

(オンにはなっているが設定画面で真っ黒

昨今のTVは不必要に多機能で

リモコンが上手く使えない)

 

行く度にパソコン云々

データを大容量で送信云々

私は責め立てられるばかりなので

スマホを手渡してみた。

 

写メを撮って送信とかそういうこと?

しかしもう使い方が分からないみたいだ。

いらないと突き返された。

一体どうしたら満足するのか。

 

父は暇を持て余している。

私が訪れるやいなや

困った、困った、困った』が常套句。

漠然とだがジッとしている

何もしなくて良い状態に

不満があるのだと思う。

自分がその環境におかれれば

きっと同じになるって

容易に想像が付く。

 

今回は食べるものがなくって

困ったという。

定時に食事があるわけだが

それでは物足りないようだ。

 

電子レンジでチンできる食事、

お腹が減ったときに

いつでも自由に食べられる食事を

持って来いという。

室内には入所後即私が買った

小型の冷蔵庫はあるが

電子レンジなどはないし

さすがに備え付けも

許してもらえるはずもない。

 

仕方がないので私が一旦外へ出て

近くのドラッグストアで

バナナとミカンを買ってきて

冷蔵庫に入れた。

 

父は去年の入院前までは

近所のスーパーで食材を購入して

チャーハンとか自分で調理する人だった。

退院後は一人で勝手に

火を使われると危ないので

自宅では避けるように仕向けていた。

 

でも、まだまだ動ける。

施設だと移動は歩行器だし

積極的にやることもない。

これだと確かに気の毒

衰える一方な感じもするんだよな。

 

父の場合本当は

グループホームみたいなところで

役割を与えられるのが理想なのかも。

調理に関しては自宅のように

気儘に動ける環境だとヤヴァイが

ある程度時間に制限がある広い場所で

監視が付いていれば何とかなるだろうし

張り合いも生まれるだろう。

 

現状だと「何もしなくて良い」し

施設側のホンネは

「動き回らないで欲しい」だろう。

まだ働きたい、役に立ちたいって

気持ちが非常に強いからこそ

妄想が生まれてしまうんやね。

 

これには母との兼ね合いがあった。

母は4月の入院以降衰えが顕著で

グループホームへの入居は無理だ

と言われてしまったのだ。

それと軌を一にして父の妄想が

連夜激しくなって

私の方も限界を迎えたわけだ。

 

こちらとしては、あれよあれよと

選択肢が狭まって、母と父を

ある程度の間一緒にいさせるには

相当な経済負担を背負いながら

介護付き有料施設に入れさせるしか

なかったのである。

 

しかしこちらの認識が甘かったのだが

入らせると思った以上にすることがないし

コミュもほとんどない。

ラウンジがあって大きなテレビがあるわけだが

そこでは老人が会話もなく黙って

テレビを見ているだけ。

母はもうそれでも仕方がない状態だが

父には気の毒である。

 

一体どうしたらよいのか?

いい加減シツコイだろうし

最早言っても詮無いことだが

カンセンタイサクがつくづく

恨めしいよ。

 

とにかく制限が多すぎて

打つべき手が打てずに

こうなってしまった感じだな。

 

訪問する度に

ド~したら良いのか

サッパリ分からず

途方に暮れてトホホのホ

溜息だらけ、鬱になる日々。

 

センモンカさん

もっと包括的に考えられないか。

カンセンタイサク最優先の人生が

如何に弊害をもたらすか……

こんなん普通は想像つくやろが

未だにチェリーでデータラメ

噴飯物の数字をドヤ顔な論文左差し一辺倒

いくら訴えたってオモシロス

無駄な抵抗、哀しくて悲しくて

とてもやり切れないよ

 

ですから我々がデスね

今後のことをよ~く考えた方が良いですよ。

他人事、言いがかりに聞こえるのかも知れないが

明日は我が身ですよ。