誰が監督であろうが
近本光司や青柳晃洋みたいに
自分で課題を見つけコツコツ取り組める
プレーヤーは成長、活躍できるんですよね。
堂々巡り
前回はご都合主義の
イリョージョーシキについて書きました。
振り回されないことが大事。
野球理論も似たところがあるかも知れない。
岡田監督が唱える「前さばき打法」
金本さんの「引きつけ打法」
岡田さんのはザ・昭和
MLBを意識した昨今は金本風。
8年前も速球に振り負ける打者が
余りにも多かったので
金本さんが改革に乗り出したわけですが
今ではそれが諸悪の根源のように
書かれているお粗末さ。
前政権時では引きつけ理論で
ルーキー鳥谷を積極指導しようと試みた
金森打撃コーチを1年で解任しています。
この流れで金本さんは鳥谷さんが
スケールの小さな打者に育ってしまったと
常々不満を感じておられたので
その反動で2年目の高山選手の
打撃改造に着手したわけですが
それがはまらず裏目に出たようにも見えます。
一体何が正解なのか?
選手育成はムズカシイのです。
結局ポイントが前でも後ろでも
正しい身体の動きを身につけられた者の勝ち。
残念ながら指導者にこれを理論的に
説明できる人って、殆どいないのかも知れません。
彼らに振り回されないで自分でたどり着かないと。
それが出来るのは阪神では
近本だけじゃないかな。
だから私は最初に近本のことばかり
書いてました。
報道による煽りがあるかも知れないですが
タイガースはちゃぶ台返しが大好きで
前政権の全否定に繋がりがちですから
懸念がありますね。
繰り返されてきた先祖返り、堂々巡り^^;
監督の提案を
自分の頭で考え消化して
上手く昇華できるプレーヤーが
多ければ良いんですけどね。
打撃改革の最大の特効薬
ラッキーゾーンをつけることじゃあ~りませんか。
余りにも条件が違いすぎて打者は気の毒です。
ジャイアンツやベイスターズの打者と
同じ評価がなかなか出来ないと思います。
特にまだ2年目
サトテルの評価は激変するはずです。
そもそも条件が違いすぎるのに
数字の悪さが全て技術の問題であるか
のように捉えるのと
全く違う上積みされた数字で
改造に取り組むのとでは
効果が全く違ってきます。
六大学史上最高の打者と評価され
アマチュアでは超弩級の打者で
あらせられたところの岡田さん
2年目のOPSは0.804、サトテルは0.798
で遜色ないのです。
おまけにラッキーゾーン無のハンデつきで
岡田さんはリーグ17位、サトテルは8位ですから
相対的にはサトテルが上なのです。
岡田さんは今でこそ色々仰ってますが
2年目の四球はわずか28、サトテルは51
ミートセンスはサトテルとはダンチだったものの
野村克也さんや大矢明彦さんからは
ダボハゼ打者と揶揄されていたのです。
ちなみに現監督はラッキーゾーンを
取り外してからは一本も放り込んでいません。
彼より4つ年長の真弓さんは放り込んでいます。
打撃投手のボールだったら
前さばきで飛ぶのは当たり前だのクラッカー。
打撃の場合は練習じゃ意味ない、
実戦を見なきゃ。