野球コラムも面白かった赤瀬川原平さん。
氏の生み出した概念に超芸術トマソン
というのがある。
(説明はWikiに任せます。クリックで)
彼らしいユニークな表現とも言えるのだが私は引っかかる。巨人中心主義、故に俗物的表現に感じてしまうからだ。
彼がコラムで散々言及したように、野球のプレーそのものを想起させるものであった方が良いのではないか。そこでポップフライだ。初球ポップフライ、三振より忌避されるプレーとして良くやり玉に挙がる。ランナーは進まない、セカンドゴロレボリューション。
近代野球でスッカリ定着してしまった、あまりにも合理的に見る野球、余白のない息苦しい野球。
しかし意味のないとされるものを全否定してしまう世の中は好ましいものではない。目をつり上げて堅苦しいことなんかいわずに、ファンはそこにも価値を見出そうぜ。
そうだ!
桜を見る会よりもポップフライを見る会
みんなでポップフライを愛でよう。
ポップフライと大ホームランは紙一重、夜空に馬鹿馬鹿しい程高く上がったポップフライ、それをフラフラと危なっかしく追う岡田彰布や駒田徳広を眺めるのが、テレビでは味わえない野球観戦の醍醐味なのだ。
赤瀬川源平さん
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