何回かリンクを貼ったのだが
アクセスが全くない過去記事。
異次元の少子化タイサクとやらが
持ちageられているので
もう一度ageます。
2022/2/16
残念な事に対策懐疑派が
ヘンテコな数字を挙げ始めているので
キチンと是正しておきたい。
対策懐疑派が21万人の出生が
失われたと叫んでいる。
これはどういうことだろうか?
元ネタはの記事である。
今後「失われた婚姻」の
埋め合わせがなければ、
中長期的に約21万人の
「失われた出生」につながる
この2年間の自粛の結果
失われた婚姻が11万組
1組平均1.95人出生として
110000×1.95=214500
今後数年間で失われる出生数は
約21万人になるという。
彼らは見出しだけをつまみ取り
まるで1年で21万人失われたかの如く
あちこちで触れ回っているが明らかな間違い。
あくまでも今後21万人失われる
可能性があるってお話。
しかし、これもおかしくないか?
平均1.95人って多すぎないか?
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei21/dl/09_h5.pdf
2021年の合計特殊出生率は1.30
36年前ですら1.76
1.95って何?
元記事を読むと
出生動向基本調査となっている。
これによれば
独身者調査
平均希望子ども数は全年齢層で減少
(男性1.82人:前回1.91人,
女性1.79人:前回2.02人)
夫婦調査
夫婦の平均予定子ども数は横ばい
(2.01人:前回2.01人)
おそらく1.95という高い数字は
ここから割り出された数字
つまり、希望・予定であって実態ではない。
ワクチンやタイサクの煽りを批判しておく一方で
同じ手法を用いるのは如何なものだろうか。
(註:元記事を書かれた先生は
対策懐疑派というわけではないとは思う。
しかし対策懐疑派が咀嚼もせず
数字そのままで煽る姿勢は疑問)
とは言え、1.3を乗じても14万3千人。
婚姻数がリバウンドすれば良いが
今後も新しい生活様式を
ごり押ししかねない政策を是としては
回復は望むべくもない。
21年の出生数は84万人から80.5万に急減
これは厚労省想定2028年度の数字で
7年前倒しされた上、更に14万人が
乗っかり兼ねぬのだから事態は深刻。
この2年間の騒動は
未来に間違いなく爪痕を残している。
8000万どころか5000万人口を諒として
その対策を真剣に講じるのなら
それはそれでアリですけどね。
普段少子化を騒いでおいて、
おためごかしで無意味な対策を講じる。
その一方で、少子化を加速させるような
政策を平気で行う。
で、また『少子化でてぇへんだぁ!』
マッチポンプで意味ない
少子化対策で増税。
増税分はオホーツクに消ゆ。
この負のスパイラルが延々と。
皮肉なことだが、この体質こそが
少子化の根本要因であろう^^;
そろそろ自粛効果の総括をすべきではないか。
デメリットを上回る効果があるのなら
それをハッキリとしたエビデンス
数字でも示すべき時期だろう。
※サクランボの叩き売り
『チェリーピッキング』
都合の良いデータを切り貼りして
強引な結論を導くこと