7月3日に
大谷翔平選手の
6月16日以降の全ヒット
順を追って
本塁打(18号)、本塁打、バントヒット
本塁打、本塁打、本塁打
本塁打、本塁打、バントヒット
二塁打、二塁打、三塁打
本塁打、本塁打、本塁打
本塁打、本塁打、本塁打(30号)
本塁打ばかり
バントヒットを除けば、もう15試合も
通常のシングルヒットが一本もないw
と書きました。
ところが 7月5日についに出ました!
ホームランより難しいw
シングルヒット。
前のバントヒットから39打席ぶりですが、
これは端から単打狙い。
通常のスイングから生み出された
シングルヒットとなると6月15日の第2打席以来
実に75打席ぶりとなります、どんだけ~
何故こんな珍現象が起こるのか
データから見てみましょう。
MLBはNPBとは異なり細かいデータが充実しています。
これをネットでも拾うことが出来、非常に面白いのです。
細かいデータはリンク先で
参照していただきたいのですが
大谷選手のデータだけ拡大してみました。
Barrel (バレル)って何?
ここに謎をひもとく鍵があります(大げさw)
赤い扇型の部分がバレルゾーン
打球速度と打球角度から
長打になりやすい値が割り出されているのです。
つまり、打球速度が98マイルだと
打球角度が26度から30度
打球速度が120マイルまで高まると
長打ゾーンは打球角度8度から50度まで
広がることになります。
大谷選手は7/7現在、
このバレルゾーンの打球が50
2位のゲレーロJr選手の41を
引き離しダントツです。
Brls/BBE% という値がありますが、
これはフェアグラウンドに飛んだ打球に対する
バレルゾーンの打球の比率で25.6%
これもダントツです。
つまり必然的に全ヒットに対する長打の割合が
高くなりやすいってわけです。
大谷選手のヒットの内訳
本塁打31、二塁打18、三塁打4、単打26
しかもバントヒット4本ですから、
通常スイングの単打は22本
本塁打>単打の理由が垣間見えると思います。
トラックマンなどの発展で、こう言ったデータが
集計され始めたのは2015年からなのですが
過去バレルゾーンの最高記録は
2017年52ホーマーで本塁打王となった
アーロンジャッジ選手の
85打球、25.1%です。
この数字も抜きそうな勢いです。
大谷選手の活躍が、一過性で終わりそうもないことが、データからも裏付けられるわけですね。
更に面白いデータが。
Exit Velocity内の
FB/LD 101
これはフライとライナーとの速度の比較になる
わけですが、なんとフライの時の方が速い。
これもHR量産の秘密のようです。
この値が100を上回ったのも
17年のアーロンジャッジ選手
100.1 だけなのです。
これらのデータから今季の大谷選手の
打球が異次元なのがよく分かると思います。
大谷選手の本塁打打球角度
ゲレーロJr.選手の本塁打打球角度
大谷選手の30度越えが14本(/31)に対し
ゲレーロJr.選手は5本(/28)
両者の打球の質の違いが
ハッキリ現れていますね。
2017年アーロンジャッジ選手の本塁打打球角度
大谷選手はアーロンジャッジ選手に近いと言えそうです。
異質の打者、ワクワクしてきます。
そのうち打球角度45度越えの特大ホームラン、
あるいは10度に近い超高速弾丸アーチとかも
魅せてくれるかも知れませんね。
さて、
野球のデータを見るのは楽しいです。
昨今世間を騒がせている
コ○ナのデータのように、予め出したい結論があって、強引に都合の良いところだけ切り取るのとは違いますw
無知なスライムの戯れ言故
聞き流して欲しいのですが
何かオカシクはありませんか。
大谷は前代未聞だ(事実)
→データを見てみよう
ある病気が怖い or 注射はノーリスク
(主観・イデオロギー)
(それって感想ですよね^^;)
→都合の良いデータを切り取ろう
両者には大きな隔たりがあります^^;
偏ったイデオロギーばかりが優先で
永遠に交わらぬ議論。
またまた緊急事態宣言
いや緑婆さん ダメージだよ
カタカナ語で誤魔化すのがお好きなようですが
やってることは アウフヘーベンから
最も遠いと思われ^^;
ついき
コメント欄のご指摘より。
クリックで動画(15秒) が見られます。
2015以降に限りますが
MLB史上 最も打球速度が遅い長打です
タイミングを外されても、心地良い打球音です。
加えてこの走力も、
シングルヒットが少ない要因ですね。