1塁手だから非常に珍しいね
1イニングの記録でもあるが、ファーストとしては1試合での最多記録でもある。1塁手3失策はマルテで19人目。21世紀以降では3人目。19人の内8人が元米国リーグプレーヤー。
1イニング最多記録は
本堂保次二塁手(大阪)の4エラー。
1949年9月29日西宮球場の阪急大阪戦。
この試合は実は変則ダブルヘッダーの2試合目であった。今はダブルヘッダー(1日に同一カードを2試合する)自体殆どないが、当時は同じ球場で違う対戦カードを1試合ずつ行う変則ダブルヘッダーと言うのがあった。
1試合目は南海対太陽戦、この試合で南海の木塚忠助内野手は、遊撃手として3失策,三塁手としても3失策犯しており計6失策、これは1試合最多失策の日本記録でもある。なおこの試合では南海の安井亀和二塁手も3失策、チーム合計9失策である。(日本記録は1955年高橋ユニオンズの1試合10失策)
つまりこのダブルヘッダーは、西宮球場のグラウンドコンディションが著しく悪かった可能性が高い。木塚忠助選手は未だに野球ゲームでも守備のレジェンドとして登場するプレーヤーなので、名前だけはご存じの方は多いだろう。本堂保次選手も堅守でならし、青田昇氏が90年代にタイガースベストナインにあげたほどのプレーヤーである。
この2試合は阪神が若林忠志、南海が柚木進の両エースが先発しているのだが、両投手とも自責点ゼロで敗戦投手になっている。若林投手は完投、エラーが出る6回途中までノーヒットピッチングだったらしい。
広岡達朗さん
実は遊撃手1試合4失策の
セリーグ記録保持者でもある。
ただし先の西宮球場もそうだが、当時は人工芝球場などなく、劣悪なグラウンド環境だったので、エラーの数は今と比べると非常に多い。現代と単純な比較は出来ないのでご注意を。
その後…………
マルテ、5回裏にも失策し
1試合4失策
一塁手プロ野球記録更新!
アレレ???
けふは人工芝だし
故障の後遺症? 去年よりパワーアップしたと思うのだが、反面ボディバランスが悪くなった??
P.S.
最後の小幡に代打植田海、
采配に対する批判が喧しいけど一言。
矢野監督の狙いは分かるよ、あれは四球の確率を考慮し、次打者の原口に回すことにも期待をかけたんだよ。急遽登板の田口の制球は定まっておらず、事実植田は8球粘って3-2まで行った。批判するなら、もっと野球をよく見ようよ。
小幡の育成云々で負けても良いってなら分かるけどね。私はむしろそれを好む周囲だ。ただ普段の態度を見ている限り、それを許容している人が多いとはとても思えないな。小幡、板山、植田、現状ではこの中の誰にもタイムリーを望むのは難しい、しかし四球を選ぶ能力は圧倒的に植田で、残りの2人とは比較にはならない、田口の状態を見てそれに賭けたんだと思うよ。勿論植田がまだ若手で、成長や小幡との競争を促す意味合いもあると思う。糸井がボール球に手を出して三振したのが誤算で、その時点で代打植田も立派な戦略の1つ、野球の面白さだよね。
私は矢野采配が万能だとは思っていないよ、しかし余りにも的外れでヒステリックな批判であふれていると、たまらなく悲しくなるんだ。チームを弱体化させてるのは紛れもなく周囲だよね。