★ 「佐藤栄作がノーベル
憲法記念日;首相、緊急事態条項創設訴え
現状でも空港やターミナル駅はガラガラです。自粛せずに働いている人だって、補償さえ十分ならば自粛に応じるはずです。強制力のある法律を以て活動停止させてしまうのは、生活のかかったこれらの人に死ねと言うのに等しいわけです。憲法25条違反
生真面目な日本人が協力を惜しまなかった、これまでの自粛が感染症抑止に不充分だという言わんばかりの姿勢は、明らかに間違えていると私は思います。
医療キャパを始め、自粛だけではままならぬ非効率があふれているはずです。
まずはそこの見直しが先決かと。
今回の騒動で一番感じたのは、余白のない社会って生きづらいよね、って事です。医療崩壊の要因は医療削減、つまり普段稼働することがない部分を、悉く無駄と判断し効率化しすぎたことにもあると思うのです。これを反省して、ある程度の無駄を許容する社会にするか、更に息苦しくする法律で縛るのか、は国民の判断次第ですね。
★ 実効再生産数は不思議なのだ ||:3ミッ
3/19 発表
4/1 発表
5/1 発表
グラフ右端、最後の二週間に注目。
3/19発表では、2/27~3/12の実効再生産数は約1~0
4/1発表で、2/27~3/12の実効再生産数は約1~0.8に上方修正
4/1発表では、3/9~3/23の実効再生産数は約1.3~0.7
5/1発表で、3/9~3/23の実効再生産数は約1.9~0.9に上方修正
4/1までは1週間前の数字まで公表していたが、後に大幅な上方修正。マスコミで実効再生産数発表云々と言われていますが、これが今回3週間前までの実効再生産数しか公表できない理由ですね。8割おじさんサイドに立てば、厚労省のデータに瑕疵があって、直近の状況を正確に把握できないもどかしさがあるのかも知れません。算出法をつまびらかにした方が良いとは思うものの、また頭でっかちな数理モデルのみの議論になっちゃうと、陥穽に陥るような気がするんですよね。
★ 緊急事態宣言 5/31まで延長
全国感染者数の推移、クリーム色の実戦は移動平均線である。
下は発症から確認までを考慮し2週間ずらした日付としている。
今振り返ると、西浦先生が4/1から悲観的ツイートを連投されたのもよく理解できる。この時点では平均線の勾配が増加し続けていたわけだし、危機を察し早めに対策を打とうとしたのは、極めて自然なことである。だが現実は皮肉なことにそこがピークとなったわけだから、顧みて分析をする必要もありそうだ。
巷間指摘されてきた3連休の自粛緩みについてだが、これを見る限り主要因ではない事が分かる。勾配が上がり始めたのは3/10頃からであり、少なくとも3/10~20については3連休の気の緩みではないし、3/20~25の勾配はそれ以前を維持したものである。同時に4/1頃にピークを打っているのだから、それ以降の減少も緊急事態宣言の効果だけではない何かがある、と言う見方も出来る。
4/9以降下向きの勾配が強まっていることから、緊急事態宣言に一定の効果があるとは言えそうだ。ただそれ以前の欧州輸入ピークによる自然減を考慮すると、減り方が不充分である。これを専門家が危惧し延長と言うことなのだろう。しかし想定より勾配が緩やかなのは、自粛以外の要因、もしくはそれを阻害する何かが潜んでいると考える方が自然ではないか、3月中と同じ轍を踏んでいるような気がする。その要因を通勤電車と、あくまで接触頻度にのみ求める姿勢には大いに疑問がある。
取りあえず明らかに見えるところ、院内・施設の大量感染を防ぐことに注力できませんか?
数理モデルに則って書いてみましょう。当初8割おじさんは、基本再生産数を2.5とした場合、実効再生産数を1未満にするには計算上6割の接触減少が必要だが、夜の街と医療関係は減らせないので2割上乗せして8割とするとの短い動画説明でした。ところがその後に、制限できない部分が25%あり、残りの75%で8割削減 0.75×0.8=0.6 で計算上の6割が達成可能とも受け取れるような説明もありました。未だにどちらだか説明を伺う度に混乱するわけですが、後者の概念だと一般国民への要求がより苛烈なものとなってしまうわけです。
どちらにせよ削減が不可な範囲との先入観がありそうなので、それを捨てることから始めてみませんか、という提案です。この25%、計算上は単なる4分の1ですが、それこそオーバーシュートしていて、数理モデルに占める実際の影響は25%を遙かに上回っていると思うのです。現況だとこれが接触頻度減少に比して、観戦者数減少が想定より緩やかな根本原因であると、厚労省の発表データを日々追わされている一国民としては感じてしまいます。